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第一章飛び入り訪問編第一章3
「それで君は何でアパートを出て家へ来たんだ?」
「えっとその前に私のことは君じゃなくて唯って呼んでくださいよ~。
仕事中でもないし私のほうが年下なんですから~」
「わかった。それじゃ俺のことは颯太でいいぞ別に仕事中じゃないからな」
「わかりました~それじゃあ颯太さんで、それで、アパートを出た理由ですか
それは暫く改装をするみたいで家を出なきゃいけなくて、行く所もなかったので
颯太さんのところにお世話になろうと思って来ました~」
「ちょっと待て、どうして家なんだ知り合いくらいいるだろ。
こっちに来て長いはずだよな?」
「長いですけど、知り合いはいないですよ、だからこうして颯太さんの家に来たんですからね。とりあえず今日は、疲れたのでお風呂を沸かしてください~明日も早いんですからね~」
話は終わりとばかりに唯はそう言ったのでした。
「だから、話は終わってないって、まだ納得したわけじゃないし
って話聞いてないな・・・。仕方ない今日だけだぞ」
颯太はあきらめたようにそう言って風呂場へと向かっていきました。
そんな感じで二人の不思議な同棲生活が始まったのでした