幕間~水着選び~
その日の仕事が終わって私と菜月さんは約束通りに水着を買いに町へと出ていました。
菜月さんは楽しそうに歩いていて私は少し憂鬱だったのです。
なぜなら私は泳げないし海に行ったとしても砂浜で待ってるのが当たり前だったから、
だから私は少し疑問に思ったことを菜月さんに聞きました。
「あの、聞いてもいいですか?」
「うん、いいよ。なにかな?」
「えっと、何で急に旅行に行こうなんて言ったんですか?」
「あ~そのこと、だってねこのままだと二人ともずっと家に篭ってそうだし
せっかくの夏なのに思い出の一つも作らなくて忙しい時期に入りそうだったから強引に連れ出したのよ」
「そうだったんですか。私は別に颯太さんとの思い出なんていらないんですけどね」
私がそう言うと菜月さんは笑いながらこういってきたのです。
「またまた~本当は嬉しいんでしょ。さっき私が決めた時嬉しそうな顔してたよね」
「し、してませんよ」
失敗しました。本当は私、颯太さんと外に出れるのを嬉しく思ってたのでそこまで
顔が緩んでいたとは思いませんでした。
今度から注意しないと。これ以上深く追求されるとまずいので私は話題を変えることにしたのです。
「そ、それより泊まる場所とかはとれそうなんですか?」
「あ、無理矢理話題変えたね。まぁ、いっか泊まる場所ね、何とかなったよ。
後夜は近くで花火大会もあるみたいだし三人でいってみようかあ、それとも二人で行きたいかな?」
「さ、三人で行きましょう!」
しまった!これもやぶ蛇だった!
「それしても、何で私の水着を買いに行くんですか?」
「え~だって唯ちゃん水着持ってないんでしょそれとも学生時代の水着で行くのかな?
それでいいなら私はかまわないけど。
それに色々と成長してるから入らないでしょ。あ~成長してない場所もあったね・・・」
なぜか菜月さんは私の胸を見て残念そうな表情でいいました。
「せ、成長位してますよ!でも水着に着替えても私泳げないから海には入りませんよ」
「そこは大丈夫だよ。颯ちゃんがいるからね」
「颯太さんですか?」
「そう。ああ見えて泳ぎはうまいからつきっきりで教えてもらえばいいよ」
「つきっきりは置いておいて人は見かけによらないんですね。
引き篭もりみたいな感じに見えたのに泳ぎがうまいなんて」
「まあね。学生時代は今とは違ったからね。
家の中にいるより外に出てみんなと動き回るほうが好きだったからね。どうしてああなったんだか・・」
そういう菜月さんの表情は呆れてたのです。そんな話をしていたら洋服屋さんにつきました。
「っとここが目的の場所だよ。さ~て水着はりっきて選ぼうね~」
「何で菜月さんがはりきってるんですか」
「だって唯ちゃんが颯ちゃんに見せる水着だよきわどくて可愛いのにしなきゃね~」
「きわどくなくていいです!普通のでいいですよ!
それに颯太さんに見せるためにきるわけじゃないんですから!」
いつもはしっかりしてる菜月さんは、たまにおかしな方向に行っちゃうかな・・・
一緒にいる私が疲れるよ・・・。すぐに水着を決めて帰ろう。私はそう決意しました。
しかしその後かなり時間をかけられて水着を決めることになって夜になって家に戻ることになりました。明日大丈夫かな・・・




