第四章訪問編
大掃除から数日後二人はいつものようにお店で働いていました。
颯太は大体が裏方で店の奥で生地を作ったりパンを焼いたりということをしていて、
唯は基本的に颯太のサポートとお店に出て接客や焼きあがったパンをお店に出すことを担当しています。
そんな二人が何時も通りに仕事をしていて休憩の時間になったので颯太が唯に声をかけました。
「そろそろ休憩してきたらどうだ?」
「わかりました。それじゃあ少し休憩してきますね」
そう言って唯は何時もなら休憩室で休むのですが最近は二階で休むようになっていたのでした。
それを見送って颯太はこう思っていたのでした。
「今は、まあ一緒に住んでるけど何だか当たり前のように上で休むようになったな。
まあいいけどな、さてと俺は仕事に集中しますか」
颯太は仕込みの作業に戻っていったのです。
少し経ってから颯太がお店の仕事をしている時に不意に視界が暗くなりました。
「な、なんだ。誰だよ、こんないたずらするのは唯か?」
「唯って誰?」
「この声ってま、まさか」
颯太は何かに気づいたように慌てて手を振りほどいたのです。
「や、やっぱり何であなたがここにいるんですか」
「何でって言われても颯太君のことが気になって、様子を見に来たのよ」
「な、なるほど、とりあえずお久しぶりですね」
「うん。久しぶり」
「とりあえず少し待ってください。今の作業を終わらせますので」
「わかったわ」
颯太はそう言って、作業に戻り終わらせて改めて話を始めようとした時に
唯が休憩から戻って来て颯太といる女の人について聞いてきました。




