Star festival
今日は、年に一度の星祭り。
うさぎのMOONは、はりきって飾り付けをしていました。
「STAR、今日は星祭りだよ。天気も良いみたい。」
『楽しみだね。織り姫と彦星も会えると良いね。』
ねこのSTARは、MOONの楽しそうな顔を見て、嬉しくなりました。
「うん。だけど、年に一度しか会えないのはかわいそうだよね…。」
もし、私がそうなったら…耐えられないなぁ。
『そうだね…。僕は、MOONとずっと一緒にいるよ。』
「STAR…。」
私は、STARといられるだけで幸せ。
『MOON、お願い事を書こうよ。』
「うん。」
2人は、短冊にお願い事を書きました。
『笹に結んでおこう。」
「うん。あっ、私届かないから…結んで?」
『分かった。』
STARは、MOONの短冊を受け取り笹に結んであげました。
「ねぇ、STARは何をお願い事したの?」
『僕は…、MOONの笑顔がたくさん見られますようにってお願いしたんだ。』
MOONは、それを聞いて泣きそうになりました。
『MOON…?大丈夫?』
「うん、嬉しかったの。私もね、STARが幸せでいられますように…って書いたよ。」
『ありがとう。』
そして、夜になり2人は星空を見ました。
織り姫と彦星が再会出来ている事を、願いながら…。