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最終話



亮は昼前に起きた。


春の姿はもちろんない。


亮は意を決したようにサンタクロースの恰好に着替えた。


死んだも同然のこの命。


目的は「金」だ。


銀行強盗だ。











間違ってることくらいはわかってる。


でも春を救ってあげたい。


こんな生き方しか俺できないから…


俺をあの日救ってくれたのは春なのだ。








亮は目当ての銀行の前にきた。武器は包丁を持っている。


タイミングを見計らって中に入った。




「さあ、この袋の中に金を入れろ!動くなよ。早く入れろ!」




すると銀行員が手際よく亮のサンタクロースの袋にお金を入れてった。



用件が済んだ亮はそそくさと銀行を後にした。










春の家に向かった亮はパトカーに追われていた。


春の家はもうすぐだ。



警官が


「止まりなさい。でないと撃つぞ」


と繰り返す。



サンタクロースの恰好をした亮はそれでも逃げ続ける。



その時警官が亮の背中を撃った。



倒れる亮。



お金がゆっくりと宙を舞う。



クリスマスイブの日のことであった。



春の部屋には灯りがついていた。



「緑の木々が見える

赤い薔薇の花も

咲いているんだ

僕と君のために

そして一人こう思う

何て素晴らしい世界だろう」



お読みいただきますありがとうございました!

はやく長篇書きたいものです。

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