《 陽だまり散歩 》
小さく吹く風 少し冷たく、
日射し 暖かく、
旦那様と手を繋いで歩く、
落ち葉積もる 野の小道。
時折 旦那様は、
私の顔を見て、
柔らかく 微笑んで下さいます。
繋いだ手の温かさ、
旦那様の 眼差しの温かさ、
私も旦那様に 微笑み返すのです。
言葉 少なく、
静けさの 密度濃く、
穏和な温かみに包まれて。
鳥の声。
遠くの 川のせせらぎ。
落ち葉を踏む音。
旦那様と 手を繋いで歩く 野の小道。
真の春は 未だなのに、
旦那様と繋ぐ手に、
春が訪れ 温もる心。
《 旦那様 》
( 夕刻 ) ……
旦那様
一寸 お待ち頂けますか
先に湯浴みをして参ります
( 夜 ) ……
お待たせ致しました
湯浴みから 戻りました
寝てしまわれたのですか
ねぇ 旦那様 起きて…
( 朝 ) ……
昨夜は私を 放ったらかして
寝てしまうなんて
旦那様の意地悪
( 再び夜 ) ……
拗ねたからと
こんなお仕置き 酷いです
お願い 旦那様
少し 手加減して




