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《 昼下がりの庭 》



   庭の木に 若葉生い茂り、

   色とりどりの小花 咲き、

   柔らかな土の香り。



   旦那様と二人、

   暖かな風に吹かれる庭。



   目を見つめ、

   口づけをねだれば 応えて下さる旦那様。



   私の唇に 旦那様は唇を合わせ、

   舌を絡ませ、

   私の上顎を 旦那様の舌が優しくくすぐるから、

   庭の木の幹に片手をつくと、

   旦那様はそっと後ろから、

   私の着物の裾を捲り上げて。




   遠くから聞こえる鳥の囀り。




   私の胸元の 着物の合わせに、

   旦那様は右手を滑り込ませ、

   胸の膨らみを愛撫しながら、

   左手は 私の脚の間の潤みに指を這わせて。



   片方の下駄が脱げ、

   足袋だけの片足の爪先で、

   軽く土を蹴る私。



   旦那様も、

   御自分の着物の 帯から下をはだけ、

   その 頼もしく勇ましくそそり立つものを、

   私の潤みに埋め 腰を揺らす。




   垣根の外に子供等の話し声。




   私は着物の袂から、

   手拭いを取り出して それを噛む。

   声が溢れないように。



   旦那様はそんな私を見て、

   激しく腰を振るから、

   私は木に抱きついて。

   その私を後ろから抱きしめる旦那様。



   風がそよぎ 木の若葉達が揺れる。



   その若葉達を更に揺らす旦那様と私。



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