他愛も無い落書き（詩や歌など）

『7月7日の雨』『闇の水面』『片翼』

　ブログ『☆ジャム猫☆の煩悩のらりくらり』にてUPしたモノ三つです。少しでも何か楽しめたりしたらなって思います＾＾；

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　『７月７日の雨』

　『また逢えますように』

　なんて　短冊片手に書いては消して

　アタシに出来る事と出来ない事

　口にすれば　ふと言葉は震え

　梅雨の雨音に混じっては消えゆくの

　もし天（あま）の二人になれたのなら

　きっと毎年雨なのかも知れないね

　『また逢えますように』

　なんて　短冊片手に書いては消して

　アタシに出来る事と出来ない事

　文字にすれば　ふと心は泣いて

　天の星空に願っては崩れゆくの

　もしあの二人に戻れたのなら

　きっと毎日晴れなのかもしれないね

　短冊に想いを書いて

　天の何処かで輝く星に願いを込め

　『また逢えますように』

　『また逢えますように』

　『また逢えますように』

　３回唱えたら

　またアナタに逢えるかな

　止まない雨音に　今日も抱かれながら……

　７月７日の雨

　『闇の水面（みなも）』

　まっくらやみの中で

　静かに水面（みなも）が揺れる

　音もなく雫が落ちて

　暗闇に波紋を浮かばせる

　光も無いのに

　白い水影の波紋

　ユラリ　ユラリ

　心の何処かで

　ユラリ　ユラリ

　ゆっくりと揺れる水面と

　音もなく落ちる雫

　ただそれだけがワタシの世界（なか）で

　揺れているの

　『片翼』

　ふと見上げた空が青くて

　とても青すぎて

　皆はあんなにも自由に

　翼を空と雲に染めて飛べてるのに

　白い翼を緑に染め

　今飛べてないアタシがとても恥ずかしくて

　空から剥がされ落ちた事を

　……認めたくないんだ

　折れた片翼を抱えるけれど

　ただ虚しいだけで

　白いだけが

　とても

　痛い

　切り落とす勇気も無いくせに

　意地を張って

　嘘を並べて

　アタシを包むんだ

　そこに在る真実が

　……痛いから

　ふと見上げた空が青くて

　とても青すぎて

　今飛べてないアタシが恥ずかしくて

　嘘を纏って認めなくないアタシがそこに居て

　でも

　いつかは飛べるって

　アタシを誘うんだ

　この空と白い翼が