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『そこにある優しさ』『Only your tone』『ずっと一緒に……』

 『そこにある優しさ』


 優しさとは

 何処から吹くのでしょう?


 大地をめぐらせる緑の恵みから?

 青々と広がる広大で波の音が響く場所から?

 何処までも広く永遠を思わす天に浮かぶ青一面から?

 さんさんと注ぐ時に優しく時に厳しい光の源から?

 忙しく犇めき蠢くそんな地上の中から?


 優しさとは

 何処から来て

 そして何処へとたどり着くのでしょう?


 きっと全部

 全てに優しさが存在していて

 ふと失ってしまった所へ

 欠片を届けて柔らかい優しい光を灯すのでしょう


 そう

 砕けても元に戻せる様に

 もう一度育はぐくまれる為に

 近くの大切なものを包み込める為に

 世界の全てから吹いて

 それぞれの心に辿り着くのでしょう



 『Only your tone』


 君だけを 好きでいたいよ

 すっと好きでいたいよ

 変わる事無く このままずっと


 ありふれた雑音の中でも

 一つだけ確かなものを耳に

 いつまでも聞いていたんだ

 優しい空気で奏でてる 君の音色を


 ふと見つけた

 不安で消えてしまいそうな 君の音色

 きっと誰かには届いているから

 もし誰かに届いてなくても 僕には届いているから

 そのままの君で 奏で続けていて


 君だけを 好きでいたいよ

 すっと好きでいたいよ

 変わる事無く このままずっと

 確かに届いているから

 君の優しい音色が 僕には届いているから

 だから消えないで めないで

 いつまでも いつまでも

 届いているから好きでいたいから

 君だけの音色を聴かせていて



 『ずっと一緒に……』


 ずっと一緒に居たかったのに

 見上げれば もう空の色が君を呼んでいる

 君と繋いだこの手を放さなければならないなんて


 さよならと言わないで

 視線だけが告げている

 ありふれた会話に 君が残すキーワード

 ボクには見つける事が出来なくて

 ただ嬉しくて笑ってたんだ

 君と居られる時が 永遠を教えてくれている様で


 すっと一緒に居たかったのに

 見上げれば もう空の色が君を呼んでいる

 君と繋いだこの手を放さなければならないなんて

 夕焼けが沈む様に ボクの心も解けて消えて行く

 君の影さえも残らないこの世界に

 ずっと一緒に居たかったのに

 気が付けば 君の言葉が輝いている

 なんでもっと見つけ出せなかったのだろうなんて

 君が居なくなったこの空の色の下で……


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