他愛も無い落書き（詩や歌など）

『Love Song......』『Lost Word』『記憶（ピース）』

　『Love Song......』

　響け想いよ

　力の限りずっと遠くへと

　輝け想いよ

　色あせぬ光となり導けよ

　幾千（いくせん）も越えて語り継がれる　愛じゃなくていい

　ただ風に乗って　遠く彼方（かなた）のあの人へ届けばいい

　己の全てで歌うから

　そっと心に聴こえていて

　いつか耳にするその時まで

　変らぬ思いを歌い上げるから

　そっと何処かで聴いていて

　あなただけへの　このラブソング……

　『Lost　Word』

　見上げた空は青く大きくて

　地上に堕（お）ちたボクは　本当にちっぽけに見えたんだ

　君が教えてくれたものは何だっけ

　もやがかかって上手く思い出せないけれど

　きっと大切だった事なんだと思う

　すっぽりと空いた　大事なものが入っていた場所

　風が通るたびに　痺れて痛むから

　もう一度君に埋めて欲しいんだ

　記憶の中で唇だけが音も無く動くその言葉で

　もう一度ボクを埋めて

　見上げた空は青く大きくて

　地上に堕ちたボクは　本当にちっぽけに見えたんだ

　君のくれた言葉さえ　思い出せないこのボクは

　きっと　この空を飛ぶ翼はもう無いね……

　『記憶（ピース）』

　誰もが持ってる　そんなもの

　きっと今も作られてるんだ

　心の何処かで

　何気（なにげ）ない風　ふと頬を触って吹き抜けてく

　何処かこの風も　きっと触れているかも知れないね

　君の頬も吹き抜けて

　そっと奥にある　大切な思いを

　重なり合った手と手で　感じあった優しい空気

　君が微笑（ほほえ）む傍（かたわ）らには　いつも僕が居て

　一つ一つ　新しく作ってゆくんだ

　優しく光る綺麗な記憶（ぴーす）

　今はもう　懐（なつ）かしいものしかないけれど

　輝きは失ってはいないからね

　もしも欠け落ちたって　きっと輝きが思い出させてくれるから

　触れる風が　きっと何処か君を触れてると思えるから

　いつまでも綺麗に飾れるんだ

　誰もが持ってる　そんなもの

　きっと今も作られてるんだ

　心の何処かで輝いてる

　大切な記憶（ぴーす）