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『闇夜の雫』『lamentandoオルゴール』『花』

 これはタイトルを見た通りに、全三つの詩や歌から成り立ってますのであしからず。

 『闇夜の雫』


 闇夜に降る雨は

 何処へ流れるのだろう

 冷たくます雨となり

 人の心に降り注ぐ

 人はそれを恵みととらえるのか

 はたまた刃として受け入れるのか


 冷たく覚ます雨に誰しも問いかける

 何故降るの?

 隙間すきま見透みすかすように降り注ぐ雨に

 人は問いかける

 いっそのこと 全てを満たして壊してくれないかと


 闇夜に降り注ぐ冷たい雨に焦がし求めて

 今日も心堕ちる場所を探す

 闇夜に沈む心抱いだいて……



 『lamentandoオルゴール』


 静まり返った夜は

 心が乾いて 軋んで

 痛くて苦しいメロディーが鳴り止まない


 誰か 私の心の声を聴いて

 声に出来ない

 悲しいメロディーを聴いて


 心のオルゴールが 悲しさの歯車で止まらない

 寂しさでネジを巻き

 そして声にならない心のメロディーを奏でてる


 誰か聴いて

 そしてネジを巻く手を止めて

 心で巻くこの手を誰か止めて


 ……そう

 巻ききって心がなくなる前に

 誰か お願い…………



 『花』


 君に渡したい花を 一生懸命探したんだ

 壮大に広がる大地や ひっそりと隠れるようにある小道

 ボクが当たり前に見てるのに 目に映らなかったそんな場所

 やっと見つけたよ 君に渡したい花

 君にって抱えてたから 周りから見たら恥ずかしいかも

 風に吹かれちゃって ちょっと不恰好だよね


 なんて……そんな事を想っても 


 ボクの瞳に君が映らなきゃ ただの飾りだよ

 どんなに君に似合ったって どんなに綺麗な花だって

 思い出の影になんて 花は渡せないんだから

 今居て欲しい時に 君は居ないんだ


 やっとて見つけた花だから 並んでる花より滑稽こっけいかも

 腕にいっぱい束ねて 君に送りたかったんだよね


 なんて……そんな事を想っても


 ボクの瞳に君が映らなきゃ ただの語りだよ

 どんなに君に似合ったって どんなに渡したい花だって

 ここに君が居ないなんて 花は枯ちゃうんだから

 今伝えたい時に 君は居ないんだ


 ねぇ この花(大切な想い)はいつ渡せるかな?

 また出会えた時に きっと渡すから

 それまで大切に持ってるね

 君に渡したい花を 一生懸命探したんだ……


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