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ダンジョンに潜むヤンデレな彼女に俺は何度も殺される  作者: 北川ニキタ
第二章

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35/177

―35― やるじゃないか! ご主人っ!

 隠し通路を歩いて行くと、一見なにもない開けた部屋に辿り着く。

 ゴゴゴッ、という音が鳴って振り向くと、さっき通った入り口が塞がっていく。

 どうやら閉じ込められたらしい。


『ご主人、来るぜ!』


 傀儡回(くぐつまわし)が叫ぶ。

 すると、地上に複数の転移陣が出現する。


「「クゴォオオオオオオオオッッッ!!」」

『ご主人、これがスキルポイントを大量に稼ぐことができる金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》ですぜ!』


 見ると、大量の金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》で部屋が埋め尽くされる。

 ざっと数えて20体はいるだろうか。

 確か、普通の無人鎧(リビングアーマー)はA級難度の魔物で、過去に散々苦戦した鎧ノ大熊(バグベア)より少し強い魔物とされている。

 ってことを踏まえると、金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》は通常の無人鎧(リビングアーマー)よりも強い魔物と考えるのが無難だろうか。

 金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》はその手に金色に輝く片手剣を握っている。だから、慎重に戦う必要がありそうだ。


「〈黒の太刀〉」


 そう叫んで、太刀と化した傀儡回を手に握る。

 その上で、金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》の集団へと飛び込む――。


 金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》の斬撃を直前でかわす。


「おい、よく見て攻撃をしろよ」


 そう口にして、〈挑発〉を使う。

 すると、金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》が果敢に飛びかかってくる。

 それを躱す。

 ガシャッ、と金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》が別の金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》に攻撃する同士討ちが発生した。


『やるじゃないか! ご主人っ!』


 傀儡回が賞賛を送る。


「こう見えて、対集団戦は自信があるんだよ」


 いつかの多数の鎧ノ大熊(バグベア)相手に戦った経験がこんなところで活かせるとはな。


「おい、雑魚共。どこからでも、かかってこいや」


 多数の金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》相手に、〈挑発〉を使う。


「それじゃあ、始めようか。雑魚狩りを」


 そう力んだ数十秒後、背後から刺されて死んだ。

 まぁ、一回目で成功するとは思っていなかったので、別にいいんだけどさ。



◆



 金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》に殺された俺が、死に戻りして目覚めるタイミングは鎧ノ大熊(バグベア)戦を終えたところに変わりなかった。

 その段階では、寄生剣傀儡回を入手していないので、再び手に入れるために行動する必要があった。


『いいよ、俺様は主人に従うぜ』


 傀儡回は毎回、素直に俺の言うことを聞いてくれたので、この点において苦労することはなかった。

 そして、まずは〈知恵の結晶〉の入っている宝箱を回収して、スキル〈剣術〉を獲得する。

 そして、スキル〈剣術〉をレベル1からレベル2にあげておく。

 魔物を3体倒せば、レベル2になるのに必要なスキルポイントが貯まるのはわかっていた。

 数時間もあれば、3体倒すことができるため、さっさとやってしまう。

 と、ここまでが隠し部屋に入るまでに終わらせておく準備だ。


『おいおい、ここに隠し通路があるの知っているなんて、ご主人随分と物知りじゃねぇか』

「まぁな」


 隠し通路を開けた途端、傀儡回(くぐつまわし)がそう言ったので頷く。


「傀儡回(くぐつまわし)頼むぞ」

『おう、任せておけ』


 俺たちは金色の無人鎧《ゴールデン・リビングアーマー》が多数いる部屋に挑んでは、また死んだ。



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― 新着の感想 ―
他でもあるけどやっぱり口調が変わるのは違和感がね…、やり直し毎に人格が変わるのかな?
[良い点] 慣れってこわいね
[一言] 34話  ご主人、一体何に困っているんだい? 35話  やるじゃねぇか!ご主人! 傀儡回は口調どうしたwww 喋り方に一貫性ないのは読みづらいからやめてほしいかなぁ。
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