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僕の隣の大魔王様  作者: 猫ネコ×猫叉
4/4

神宮くんと悲しみ

俺が神宮くんに『嫌だ』と即答で【友達】を断ってから数時間と数分間が経った……。



授業中やその授業前の少しの休憩時間……。


横から凄い威圧感が漂う。

後ろからはクスクスと笑ってる菊地(きくち)の声……。



【友達】を断るだけで、こんなにもショックなんて起こすなんて……

って、少し驚いた。


だって……所詮、友達。


卒業後にはどうせ、忘れ去られてしまう薄い関係なんだ。


なのに……何でだ?



そんな事を思いながら、授業を受けていると……


隣からスッと小さな紙を渡された。


俺は、それに警戒心を持ちつつも、

隣の神宮くんがチラチラと鬱陶しいくらいに見てくるので、仕方がなくそれを、先生にバレないようにスッと取った。



すると、そこにはメッセージが書かれていた。


"さっきはゴメンな"


"急に【友達】とか言われてびっくりしたよな"


"お前が何で、俺の誘いを断ったかは分からないが何時でも待ってやるぞ"









(かがみ)『……』



神宮くんは、俺がメッセージを見たのを確認すると今か今かと、俺からメッセージの返信が来るのを待ちわびていた。



(かがみ)『(面倒くさっ……)』



面倒くさがり屋な俺は、

神宮くんのご期待には添えず、

たったの平仮名(ひらがな)三文字を書きいれて神宮くんに送り返した。




ワクワクしながら、それを見た神宮くんは、

俺からの返信を見た瞬間、

伏せてしまった……。








神宮くん『ボソッ……そんなにキツく言わなくても良いじゃないか……意地悪……』






(かがみ)『……』



俺が神宮くんに送り返した返事……。


それは……



神宮『ボソッ……【だまれ】なんて酷い…………』




そう、【だまれ】の三文字だ。

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