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銀風高校恋物語  作者: 助三郎
シナリオ本編
14/19

最後は座談会

ここからは登場人物の座談会になります。

本編を読んでから進んでください。



(ほがらかBGM)


≪タカシ≫

「はいっ、ということで、『銀風高校恋物語」脚本ver.ときどき☆メモリアルが完結しました~。」

≪みんな≫ 拍手


≪タカシ≫

「なんだこれ、銀風タイトル以外に余計なサブタイトルついている。と思ったアナタ!…今さっきつけました~(笑)ぶっちゃけ、例のゲームにあやかりたいと思っています~。


 しかも、なんだかんだで、勝手に脚本っぽい事しちゃってごめんなさーい。っていうか、酒が入った席での人様の妄想を、「コレモラッタ」とばかりに創っちゃってごめんなさーい。作者本人に代わってオレが謝らせてもらいます。そして、その説はおいしい晩飯、ありがとうございました。。。」


伽音(きゃおん)

「ちょっとー。誰に向けてか変な挨拶してないで、結局この後、誰とくっついたのよ。なんか他の2人にも同じように、…(小声で)キス されているし。私、まだタカシから答えもらってない。」


奇瑠美(きるみ)

「ちょっと、ちびっこ邪魔よ。もちろん、タカシくんはアタシと一緒になるのよねー。ねー。ほら、跪いて靴をおなめ。」


≪タカシ≫

「うわーん。オレだって結局わからないよーっ。ぼふん」

≪雅≫

「あらあら。タカシくんったら、先生の胸に飛び込んできて。うふふふ。寂しがり屋で甘えんぼさんね。」


≪タカシ≫

「あわわわ。雅先生。すいません。ぶつかっちゃった。って、放してくださいよー」

≪雅≫「うふふふふ。ダーメ」


≪奇瑠美≫「あー。雅先生ずるーい。」

≪伽音≫「私のタカシが…」

≪タカシ≫

「っちょっと、これじゃわざわざ別収録にしてまで時間を増やした意味ないよ。みんな、最後に一言どうぞ。」


≪伽音≫

「えっ、私から?そうね…。幼馴染で小さい頃からいつも一緒にいたんだけど、突然貴方が転校しちゃったから、ホント、あの時は寂しかったな。そして、私が貴方の事をどんな風に思っていたのか、離れてみてすごくわかったの。

 だから、高校になって貴方がまた戻ってきてくれて嬉しかったわ。本人は、すっかり私の事を忘れているみたいだけどね。でも、今度はずーっと一緒にいたいと思ったんだ。

 えへへ。なんか恥ずかしいな。だから、私のルートを聴いてもらって、私と貴方との恋を応援してくれたらいいな思います。」


≪奇瑠美≫

「あーら。なんて甘酸っぱいの。まるでまだ酸味の残る、若いチェリーだわ。」

≪伽音≫「むむむ…。じゃぁ、奇瑠美先輩はどうなんですか。」


≪奇瑠美≫

「アタシはもちろん、最初に貴方に逢った時からビビビーって来てたわよ。この瞬間にこの子に声をかけなきゃ後悔するって思ったの。

 それからは、少し強引でも、がっちりと貴方が離れていかないよう見張って、たまにはアピールして。強くてかっこいい先輩を演じていたけれど、なんだか貴方の前だと人に言えない話だってなんでも話せるの。弱い姿だって貴方にならみせてもいいって思っちゃうの。

 アタシのルートを聴いて、アタシがどんなに頑張っているか、そして貴方がアタシにとってどんなに必要なのか気付いて欲しいわね。」


≪伽音≫

「なんか私、奇瑠美先輩の事ちょっと見直したかも。」

≪奇瑠美≫「そう。アリガト」


≪雅≫

「ふふふふ。二人とも純粋でかわいいわね。」

≪奇瑠美≫

「そう言えば、雅先生のルートはどうなんですか。」

≪雅≫

「え、私?私は二人とは違って貴方とはうんと年上だから、大人の対応を心掛けたわ。」

≪伽音≫「というと?」


≪雅≫

「うふふふ。男の子はまず癒しを求めているの。どんな時でも優しく微笑んで、適度なスキンシップで暖かく包んであげるわ。それに、胃袋も掴むのも大切よね。ほら、タカシくんだってお菓子欲しさに、元気なのに保健室通いしちゃったでしょ。時には飽きさせないようなスパイスも必要よ。」


≪奇瑠美・雅≫「ほほぉ~。なるほど。」

≪タカシ≫

「あの優しさの裏に計算があったなんて、知りたくなかったー。」


≪雅≫

「ふふふ。でも、貴方は特別よ。貴方が見せてくれるコロコロ変わる表情や、満足そうな顔。少し甘えたそうな仕草。ぜーんぶ、可愛いっと思っちゃったの。まるで捨て犬だった子が、私だけに懐いてくれているように。

 そしたら、自分が止められなくなっちゃった。保健室の先生と生徒の禁断の雅ルート、聴きたくなったでしょう。」


≪奇瑠美≫「やっぱり雅先生、憧れるなー。」

≪伽音≫「私も先生みたいな大人の女性になりたいです。」

≪雅≫「うふふ。ありがとう2人とも。」


≪奇瑠美≫

「そ・れ・で、当の本人は誰のルートを選ぶのかしら。今ここで決めてもらわないと。

って、あれ、いない。」


≪伽音≫「えっ、さっきまで隣で一緒に話を聞いていたのに。」

≪雅≫「あらあら、まぁまぁ。」


≪タカシ≫

「それでは、また次回があったらお会いしましょう。それでは、アディュー」


≪伽音≫

「アディユーって、古すぎて視聴者には伝わらないんじゃないの。って、ちょっと待ちなさいよ。」

≪奇瑠美≫

「っと言うか、タカシくんってそんなキャラだったっけ。最後の最後でキャラ崩壊?」

≪雅≫「ふふふ。元気があっていいわねー。


それではみなさま…」


≪みんな≫「ご視聴ありがとうございました!」



【銀風高校恋物語≪脚本ver.≫ 完】

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