Scena 5 比較的
どうも、作者DETH☆
なーんて、どこぞの漫画のキャラのように登場しましたが、ハイ。
最近執筆時間が取れません&ストーリーが思いつきません。
いや、むしろ考える暇さえないのです。
で、流石にこんなにほったらかしとくのもどうなのよ、ということでもう、ハイスピードで書き上げたため、かなりの駄文です。
もう、これは見なくても良いですよ、たぶん。
っていうか見られるのがとても恥ずかしい///
ので、見ていただける方は、心優しく見てください。というかもう、心の瞳で眺めてください。
では。
無駄に広い校舎の一番端の教室。
「そっか、なるほど。吸血鬼か。だから情報が何もなかった訳だね」
そう言って、簡単に未確認生物の存在を認めたのは俺の友達で、情報屋の看板を掲げている川崎だった。
「そうそう。で、血の味からしてアキラも人間じゃ無さそうなんだよね」
それに答えたのは、すっかり川崎と意気投合した吸血鬼の藍川。
そして―――
「俺は人間だっ!! 確かに父親の顔は知らないが、母親は確実に人間だ!! 川崎も知ってるだろ?」
人間じゃない疑惑が出ている眼鏡が俺、東堂晄だ。
「じゃ、十中八九アキラの父親は人間じゃない」
「言い切るな藍川。お前に何が分かる」
「血の味」
藍川に即答され、アキラは押し黙った。
そんなやりとりを聞いていた川崎が、静かに呟いた。
「アキラ君は藍川君に咬まれたんだよね? 首筋?」
「あ? ああ」
アキラが不思議そうながらも答えたので、川崎は言葉を続けた。
「じゃあ、どうして傷が無いの?」
「!?」
全く失念していたアキラは、咬まれたはずの首筋を触ってみるが、確かに傷はない。
自分が生きてきた中で、今までこんなことがあったかどうか、17年間の記憶の引き出しを引っ張っているアキラをよそに、
「そういえば、貧血とかも起こさないよね。結構な量頂いたんだけど」
「!!?」
更なる『アキラ人外説』の証拠となるものが浮上してきた。
「ちょっと待て? な? 俺が人間じゃないとかありえないと思わないか?」
「思わない」
「むしろ人間じゃないと信じるね、僕は」
何故即答できるんだ、こいつらは?
全くもって信じられない、だが言われてみればそうかも知れない、というような考えがアキラの頭の中を巡りまわった。しかし、それを断固認めることは出来ない。何故なら―――
「俺は常識人でいたい」
アキラはぽつりと呟いて、いきなりこの部屋を出ていこうと扉を開けた。しかし、ガラッと勢いよく開けたドアも、アキラが外に出る前にピシャリと閉じてしまう。
そのアキラがドアにかけていた手が、わなわなと揺れる。
「俺は今ドアを開けたよな?」
アキラは二人を振り返って、自分の行動の認識が正しかったかを確かめる。そして二人とも「そうだ」と答えた。しかし、
「俺がそのあと閉めたけど?」
藍川がそう言って人差し指を動かすと、アキラの背後でドアがひとりでに開いた。そして、藍川がもう一度指を動かすと、ドアが閉まる。
「……俺は認めない。俺は認めないぞ! お前みたいな未確認生物はぜっったいに認めない!!」
アキラは藍川を指してそう断言した。これで藍川が少しでもしょげてみればいいさ、なんて思っていたのだが。
「いや、そしたらアキラは自分の存在も否定することになるから」
「目の前の現象を信じることができないのは、君が信じたくないだけであって、存在するかしないかで言えば、藍川君はここに存在してるんだよ?」
藍川はあまりにもっともらしい答えを、川崎は理屈に調味料を足して捏ね繰り回したような分かりにくい答えを返した。アキラはそれに反論できない。いや、反論する気も失せた。
「……じゃあ、もしも。もしも、お前が吸血鬼だとしたら、俺は何なんだ?」
諦めたよなアキラの答えに、藍川はなおも即答する。
「だから、どっちかってーと悪魔」
だからどっちかってーとって何!?
なんか、一人称視点と三人称視点の使い分けが難しすぎる件について。
何故こんなことになったかと聞かれれば、答えは簡単。
作者がすっかり忘れてました。
でも、直すのも大変なので、とりあえずこれで我慢ください<(_ _)>