私はすべてハンドメイドです
半年ぶりのエッセイです。お手柔らかにお願いします。
初めに、誤解のないようにお願いしたいのですが、補助でAIを利用される皆様を批判をするつもりは、一切ありません。また、反AIというわけでもありません。ただ私は無知なため、AI利用法を知らないだけです。
じゃあ、何をしに来た?
ひ〜ん、怖い顔をしないでくださいー!
私は、このままでは、私達の遊び場所である『なろう』が消えてしまうのではないかという強い危機感を感じたので、ビクビクしながらも、散文を書こうと決意しました。
生成AIでポン出しされた作品は、生成AI利用タグ付けを強制してほしい。それが無理なら、生成AIを使わない作品に、ハンドメイドタグを用意して欲しい。
あわよくば、異世界転移転生ランキングがあるように、ハンドメイドランキングを作って欲しい。もちろん総合ランキングから分離しないでね。あ、生成AI分離なら賛成ですが。
そろそろ、住み分けが必要だと思うのです。
今年に入って、SNSで、文章をポン出しする生成AIに関する様々な情報を、自然に目にすることが増えてきました。去年の夏くらいから、小説を書く生成AIの話題が増えた気がします。それまでは創作界隈では、もっぱら絵描きさんの問題だと感じていました。
生成AIを利用したフェイクニュースや詐欺も増え、せっかくの素晴らしい技術なのに、使う側の人間が悪用すれば、害悪になる。生成AIは、なんだか、ダイナマイトと同じだなと感じます。怖いし脅威だけど、正しく使えば便利で素晴らしいもの。
でも、どこか他人事でした。
しかし今では、他人事ではなくなってきたと感じています。私の遊び場が汚染されている。そう思ったからです。
人気ジャンルは特に、何人もの生成AIユーザーさんが、連日、数万字の完結作を量産しているようですね。
読者さんの時間は、有限なんです。
このままだと、さらに大量の生成AI作品が連日大量投稿されるでしょう。
人間が書く物語は、どうなるのでしょうか。
私が違和感を感じ始めたのは、昨年の秋、長編作に完結ブーストが全くなかったことです。それは、駄作だからだろーっと言われそうですが、そういう意味じゃないのです。完結作を、冷やかしでも覗こうとする人が、激減したようなのです。
連載中のブクマは少ないですが、これまでの経験から、この作品には完結ブーストが起こる条件が揃っていると思っていました。だけど、これまでに経験したことのない無風。このときは、原因は休日完結だったことと、テンプレではないから時代に合わないのだと結論付け、納得することにしました。
しかし、その後の新作の動きも、おかしい。
どんなにテンプレから外れた作品でも、人気ジャンルなら、毎日更新していれば、ブクマは数話ごとに増えたり減ったりしていました。作者読みをしてくださる貴重な読者様(ありがとうございます!)が来てくれた後は、ほとんど動かない。
ユーザー登録をしていない読者さんのアクセスはあっても、ユーザーさんが来ないのか? ユーザーさんか否かはわからないけど、アクセスがあるのに、連動するはずのブクマの動きがおかしい。その作品が読むに値しない酷すぎる物なら、続きを読みに来ないはずなのに、続きを追ってくれる読者さんはいる。それで、何が起こっているんだ? と、ランキングを眺めたり、SNSで噂を拾い読みをするようになりました。
去年の夏の終わりから始めた作品と、晩秋から始めた作品が完結した今年の1月2月になって、なろうのランキングのほとんどがAIだという話題をSNSで、すんごくたくさん見つけました。
これまで全く気づいてなかった私は、あまりにも浦島太郎状態です。そんなバカな?と思いました。
10話ほどをポン出しして完結させ、完結ブーストで伸びた作品には新章を追加して、ランキングに載り続けるという、信じがたい話題も目にしました。
さすがにガセネタだろうと思いつつ、とある人気ジャンルだけを2月に観察してみました。
私の感覚では、完結した作品にエピソードを追加できるようにしてあるのは、書籍化やアニメ化が決まった作者さんがお知らせできるようにする仕様だと思っていました。まさか、それを悪用するのか? 生成AIの物量で? 完結の意味、知ってるの? ありえない。それが私の印象でした。だけど……。
いた、いた! これか!?
SNSでは、同じ人が3つ以上のアカウントを使っている、という話を複数見ました。だけど、それって、同じ生成AIを使ってランキングに載ろうとする人が、3人以上いるんじゃないのかと、私は思っています。複数アカウントは、確か禁止ですよね? それに、そもそも、複数アカウントにするメリットはないと思いますし。
私なりのAI判定眼で見てみると、そのジャンルだけで、10人を越える生成AIをメイン利用する作者さんがおられるように見えました。
あっ、私、本文は、読んでないんです。アクセスすると、その人が儲かると思うと、本文を開く気になれない。でも、SNSで流れてきた文章は、いろいろ読みました。美しく整った文章も、くだけたセリフも書けるんですねー。
なろうでは、生成AIタグ付けが義務化されてないから、多くの読者さんは、生成AIが使われていることを、ご存知ないかもしれません。
いろいろと調べていた中で、生成AIっぽい作品の感想欄も見ました。その中で、『素敵なお話を書いていただいてありがとうございます!』とか『こんな話を考える作者さんのセンスに感動しました!』という感想に悲しくなりました。この読者さん達は、人間が書いた物語だと思ってるんですよね。あっ、もちろん、AIっぽいだけで、人間が書いた作品かもしれませんけど。
2024年秋までは、脅威は感じなかったですが、その後のAIの進化で、今では、若干の手直しをすれば、15万字から20万字程度なら、人間が書いたものと変わらない出来になるそうですね。生成AIは数万字以内が得意らしいですが、章立てなどで工夫をすれば、本1冊分は余裕で書けるようになっていると聞きました。
去年の秋から始まった、なろうの収益化、チアーズによって、生成AIユーザーさんの新規流入が増えたような気がします。
読者さんの時間は有限なので、当然、私達のようなアマチュアに割いていただける時間はなくなったのでしょう。SNSでも、そういう議論をよく見かけます。
また、駄作かもしれない作品を読む時間はない!という強い意見も流れてきました。合格点以外のものを読むと死ぬという極端な意見もあって、そんなことで死ぬ奴がいるのか?と驚きました。あ、もちろん、時間は貴重だという意味の比喩でしょうけど。
悲しいですが、これが現実です。
私は、生成AIは、一切使っていません。それどころか、多くの人が何を使ってAIに書かせているのかも、よくわかっていません。有料の生成AIが優れているらしいですが。
また、なろうの収益化にも、参加していません。なので、すべての作品に広告が入る目次には、✖️で消せる広告がでますが、本文のエピソードには、収益化の広告は表示されません。収益化に参加してないに、なぜ作品の目次にあの広告が入るのか、ちょっと解せぬ気分ですが。
私は、すべてをハンドメイドで書いています。多くの人が利用しているという誤字チェックも、私は自力でやっています。アナログですみません。誤字脱字、失礼します。
生成AIの作り出す物語は、美しい文章で読みやすいのでしょう。でも、それは創作物なのでしょうか?
私は、人間が書く物語を、探してでも読んでいただける方が増えたら嬉しいなと思います。
そのためにも、住み分けが必要ですよ、ほんと。
思いつきをドワッと吐き出すような散文になり、失礼しました。(*´-`)
SNSでは、生成AI作品に多くのお金が分配されることに怒る意見が多かったですが、私は収益化には参加してないので、そこのイライラはなく傍観していました。
でも、AI汚染が、サイトの存続の危機に繋がるかもっていう話題を何度か目にしたので、書いておこうと思いました。
人間が書くお話を読みたい人が、なろうから去ってしまわないように……。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。




