表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トロイの木馬  作者: Lily
1/1

第1話 相談事

初めて書く作品です!宗教的な内容が関係するシーンがございますので苦手な方はご注意ください!

「あの…相談に乗って貰ってもいいですか?」

少女はこう言った。


中世ヨーロッパG国

トロイ・ブレンジャーは旅先で少女に突然声をかけられた。見知らぬ少女の相談事を聞くのはどうかと思ったが、あまりにも熱心なその姿を見て思わず許諾した。


少女の名は「ニイナ」。この街に住んでおり、年齢は14歳だという。

「なぜ見知らぬ私などに相談を?」とトロイが聞くと、ニイナは相談内容を明かした。その内容とは宗教に関することであった。

(この街の人ではなく旅人の私に相談をするというのは、よほど同じ宗教の人に聞かれたくない内容なのか。)

とトロイは悟り、静かに話を聞いてあげた。


「私の街にはD教という宗教があります。ただ必死に祈るだけで幸せになれると聞いていたけれど、最近今の神父様が教会に払っている税を悪用してるって噂が流れてきて、もし本当だったらこれからは何を信じればいいか分からなくて毎日が不安で…」


ニイナは声と手を震わせながら涙ながらに話した。


トロイはニイナの手をそっと握りこう言った。

「信じていたのに裏切られた なんてことはこれから先も出くわしてしまうかもしれません。けれどそうなった時は何かを、誰かを信じなきゃ生きていけないと思わずにこれを、この人を信じたいとふと思うような時にたどり着くまで、自分なりに人生を歩んでいけば良いと私は思いましたよ。」


ニイナは涙を流した。そしてこう言った。

「ありがとうトロイさん。信じたいと思えるような時が来るまで待ってみる。でももう待たなくてもいいような気がするな…」


「どういうことですか?」とトロイが尋ねた。

「内緒」とニイナは目を細めた笑顔で答えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ