愛して欲しい
いつだって僕は
君に振り回されていて
いつだって僕だけが
君を愛していて
そんな僕を君は
真っ直ぐに見つめる
『彼女』と言ったって君は自由で
無邪気に僕を翻弄する
他の男と笑い合ったり
知らない誰かと並んでいたり
その度に僕は『彼氏』の顔で笑いながら
心の中は穏やかではいられず
殴り出したくなる衝動を隠す
いつだって余裕なんかなくて
だけど君の前ではそんな顔は見せたくなくて
大人のふりをする
何でもないふりをする
こんなに君が好きで
君にも同じだけ好きでいて欲しいのに
嫌われたくなくて
足枷になりたくなくて
心だけが血を流す
きっと僕は
とっくに君に狂っていて
君なしでは生きていけないくせに
今日もまた
心だけを上手く隠すんだ
愛して欲しいと叫びながら