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001・身分証を手に入れた

熊との戦闘後、オートマッピングのスキルを取得し町のある方へ2日歩いて気が付いた。

ワープ出来るんじゃないか。と。

当然出来た。町から1時間と少々の距離に飛んだ。

2日が無駄になったと思うとかなり辛いが自分の体の使い方がよく分かった。

一般的な村娘より力持ちな感じを装う訓練になったのと自分の力が便利な事が本当によくわかった。

まぁ結構な割合で加減に失敗してクレーターを作ったりしたけど大分ましになったんだ。

ほかにも全身が痺れて動けなくなる霧を吐いてくる蛇、毒液を飛ばしてくる蜂に襲われて状態異常も経験した。

あれは非常に辛かったので状態異常無効になるスキルを取得し、急に襲われて以降ビクビクしていたが探知スキル常時発動のものを付けた。

わかっても反応が出来なかったのでその時に思考を早くなる様にもした。

さらに思い浮かべると航空写真と地図が合わさったものが思い浮かべられるようになった上、

生物やモンスターが敵意の有無で色が変わるマーカで表示される。


……あと、おっぱいが揺れるので力を使って揺れ過ぎないように調整した。

これが一番苦労した。自分の理想の体型でも揺れ過ぎて引きちぎれそうな思いはもう二度としたくない。

まったく揺れないのは偽乳か筋肉にみえるのだ。


あとは、町に入るときに門番がいた時の設定とか冒険者になる為の理由などを適当に考えた。

山奥でお爺さんと2人で暮らしていたがお爺さんが病で亡くなったので、

山を下りて冒険者として独り立ちすることにした。

お爺さんは元々冒険者だったのでお爺さんの形見の装備とアイテムバックを持ってきた。

とかそんな感じ。

アイテムバックは無いととてつもなく不便だった。

町でのお金とか考えた時にモンスターのドロップアイテムを換金するにしても運ぶのが大変だったからだ。

そこで役に立ったのが冒険者の知識をインストールした事だった。

冒険者の知識はあったほうがよさそうだったので一般的な知識だけではなく上級冒険者クラスの知識も入れて本当によかった。



それと、この世界の文字も読めるけど日本語にならないかなーっと思ったらなったらしい。

頭の中の常識が切り替わった。

…歴史にかかわることすべて文字が変わるとか大丈夫なのだろうか…



一応、私は偽造硬貨とかお金を作るのはよくない気がするのでそっちは選択肢に入れなかった。

何はともあれ、そんな感じで町の入口で入門審査の待機列まできた。

変な奴に絡まれたりするかと予想もしていたけど何も起こらず、入門審査の順番になった。


「幼いのに一人旅か?目的はなんだ?」


私は予定通りの設定を話していく。


「俺にも君くらいの娘がいる。応援するぞ。っと入場料と身分証の発行にお金がいるが持っているか?」

「お金はないけど、外で倒したモンスターのドロップ品でどうにかならない?」

「ならあそこに冒険者ギルドの出張所があるからあそこで換金して持ってきなさい。あと、冒険者登録した後なら買い取り額が上がるから必要分だけでいいぞ」


ナイスミドルの衛兵に指示され出張所に向かう。と言っても入口の反対側にある建物に行くだけだが。


「いらっしゃい。換金ですねー。冒険者ギルドのギルドカードはお持ちですかー?ないなら買い取り価格が普通になっちゃいますー。この機会にどこにも所属していなければ冒険者ギルドに仮登録してすぐに登録しませんかー?」


語尾に特徴のある眼鏡のお姉さんが勧誘してくるー。…うつった。


「仮登録するー。あと、入場料分の冒険者登録用の費用分の換金をお願いー」

「かしこまりましたー。少々おまちくださいー」


そんなやり取りをしつつアイテムバックから狩りとっておいたウサギを3匹取り出す。


「あら~?アイテムバックなんていいものお持ちなんですねー。私も欲しいくらいですー。査定は、銀貨6枚になりますよー。アイテムバックも買い取りなら金貨300枚ほどかしらー?でーもここにはそんな大金ありませんーまことに残念ですー」


っと、若干欲にかられた受付のお姉さんにウサギ3匹を無事に換金してもらい衛兵さんに入場料を改めて支払った。


「おう、幼い少女。俺にはお前くらいの娘がいる。毎日ここで門番してるから困ったらここに来い。娘に友達が出来そうだからな」


っと、ほっぺたをかきながら送り出してくれた。

一応、私は二十歳だよ。と答えると3回も確認された。



無事に町に入る事が出来たのですぐに冒険者ギルドに向かいたいところだが、

冒険者ギルドに向かうために北門から入ったので西門側まで行かなくてはいけない。

町を十字に割るように区画が整理されており中央の十字の通りはメインストリートとなっている。

余計なごたごたを回避することと露店を見て回る為に多少遠回りになるがメインストリートを通って西門に向かっている。

流石メインストリートなだけあってか、露店が多くあって食べてみたいものがいくつかあった。

ほかにも髪留めや簡単なアクセサリーの出店なども気になる。

と言っても換金が終わるまではお金がないわけだけど。


軽く見ながら町の西側にあるこの町アーリンマインの冒険者ギルドに前までやってきた。

よし。これから私の冒険者生活が始まるんだ。


カランカラン


扉のベルが鳴り私が入るとそこには酒場が兼用になったロビーに座る冒険者がうかがう様に一斉に目線を寄せたあと改めて二度見する。

二度見の時は首ごと動いてガン見である。

まぁ見た目が幼いから仕方ない事。

変なのに声をかけられる前に空いているカウンターのギルド職員の女性に声をかける。

丁度カウンターは首から上が出るくらいの高さでよかった。背伸びをせずに済む。


「冒険者なりたい」

「え?あーっとお嬢ちゃんお歳はいくつ?」

「20歳」

「ん?ん?え?えっとー裏に一緒に行こうか」


小人族の人かしらとボソりと呟きながら私を案内するのはいささか失礼な気がする。

個室に案内されて座って少し待つように指示され大人しくしていると大柄で筋骨隆々な男が入ってきた。


「よお!俺はこの町の冒険者ギルドマスターのエブライトだ。嬢ちゃんが家出疑惑のある子でまちがいねぇな」

「いや、家出は家出だけど身寄りもいないし第一私は大人よ」

「まぁまぁそれを調べるためにちょいと協力してくれや」


そういうとエブライトの後ろから入ってきた受付のお姉さんがA3用紙くらいの白いボードを机に置いて触れるように指示してきた。

そのボードに触れると淡く光り水色の文字が浮かんできた。


「ふむ。人族で間違いなくて年齢も20歳で間違いないな。おっレベルは低い癖にステータスがいっちょ前に高いじゃねーか」


私もボードをのぞき込んでみるとそこには名前、年齢、種族と偽造したステータスが表示されている。

どうやら個人情報を確認する魔道具だったようだ。


「よし、年齢もステータスも問題ねぇよ。冒険者登録できるぞ。なった後は基本的に自己責任の世界だから気をつけろよ。

ルールについてはギルドカードを渡す時にしてもらえ。ついでにこの手続きしてもらえ。良くも悪くも目立ちすぎる。

パーティ斡旋も早めにやっておいた方がいいぞ。じゃいい冒険者に育てよ!」


そこまで言うとエブライトは私の背中を一発叩いて笑いながら部屋から出ていく。

受付のお姉さんがため息一つついて私の対面に座る。


「それじゃ改めて私はメリベル。よろしくね。それじゃこのカードに人差し指でさわってて。いいって言うまでお願いね」


言われるまま机に置かれた半透明なカードに触れると淡く光り消えた。そうするとカードには私の名前が書かれている。

そんな感じの出来事を眺めているとメリベルがいいと言ったので指を離す。

書かれている名前に間違いがない事を確認した後に注意事項の説明が始まったが面倒だったので昔、冒険者だったお爺さんに聞いたことにしようとしたが、規則だから聞けと怒られた。


要約すると冒険者はランクがGから始まりAに近づくほど優秀だったり強かったりする。

ランクアップの基準は強さとか依頼の達成率、回数などがある。基本的にランクアップにはある程度の強さとギルドへの貢献が必要になる。

逆に失敗が重なったりろくでもない事をするとランクダウンもしくは剥奪まである。

あとはランクが高いと町の出入りがスムーズだったり申請がないと入れない場所に入れたりする。

さらに素材の買取価格が上がっていくらしい。

説明はなかったがAより先にもランクがあってその辺は人外魔境なので気にしない。


「説明は以上ね。ところで明日、領主館の庭で不定期に行われてる騎士団との合同訓練が明日あるんだけど参加してくれない?今回冒険者の参加者が少ないの。ギルドからの参加要請だから貢献度も加算されるし報酬もでるわよ。あと私の査定もプラスになっていい事づくめよ」


本音が漏れているけど正直な事はいい事だと思う。うん。

参加する旨を伝えると明日の2の鐘が領主館の前に集合とのこと。領主館は町の西側に向かって進み丘の上にあるそうだ。


その後、細かい確認と換金、宿と食事処を聞いておすすめの宿に泊まって今日は終わった。


非常にめんどくさかった。

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