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錬金術師は放浪が好き  作者: ナック
錬金術師と石の聖女編
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間章 昔々の話〜キール王国の伝承〜

伝承の話を追加します。これからは少しずつ大きな場所に話が入る前にこんな風な書き方で書きますのでよろしくお願いします。

 ーー遥か昔……それはまだ世界を喰らう者が存在していた時のこと、このキール王国は病が流行っていた。


 ーーその病は恐ろしくキール王国の半数以上の人が病によって亡くなってしまった。


 ーーそんな時、キール王国の王都に1人の青年が居た。彼は当時の王の私生児で、歳は15歳くらいだったと言われている。


 ーー彼の母親にも病が忍び寄る。彼の周りの人々は彼も含めてスラムと呼ばれる場所に住んでおり、環境は劣悪で治療も満足にできなかった。


 ーー彼は聡明で機転がきいたので、母親を助けようと、働いていたがその汚い姿に脚元を見られて、給金を貰えなかったことも多々あった。


 ーーそんなある日、彼はある男と出会った。その男は彼にその病の治療薬を与えて、彼にその作り方を教えた。


 ーー彼はその治療薬を色々な人に配った。その甲斐あってキール王国は今も存在していると言う。


 ーーそれから何年か経ち、世界を喰らいし者が封印された後、彼はキール王国の若い王となって居た。


 ーーあの病の時に当時の王族は殆ど死に、当時の王も殆ど死に体だった。その為、王は彼を城に呼び王を継がせたのだった。


 ーー最初は反発もあったが彼が国を救った英雄と知ると誰もが彼を認めたのだった。


 ーー王になったある日、彼に治療薬を与えて、作り方を教えた男がピンチに陥った時、彼は躊躇なく男を助けたのだった。

 男は彼に感謝して、王国が栄える手助けをしたという。


 ーーこれは本当にあった事かもわからない話。だが少なくとも、キール王国に起こった病と、かの青年が王となったのは本当の事。

 しかしかの青年の名は伝えられていない。


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