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白昼夢 ー 水 ー

作者: 真夏冬花
掲載日:2017/07/20

梅雨も終わりいよいよ週末には夏休みだ。

まぁ学生ではない自分にはもう関係のない話だが…

外を歩くのが嫌になる季節だが、良いこともある。


水の音が聴こえる。

「やっぱり今日もきた」

空気は澄んだ水に。風は流れに。地面は水底に。

気づけば雑多な音は消え、人の姿もなくなっている。

かわりに大小色も様々なサカナが泳いでいる。

見上げれば太陽の光が水面に差し込んで、とても綺麗な光のカーテンを作っていた。

しばらく眺めていると大きな影が自分の上を通り過ぎる。

これは珍しいものをみた…クジラだ。

水底に自身の影をつくりながら悠々と泳いでいく。

自分も泳げる気がしてきて飛んでみるが、残念ながら人は泳げない仕様だ。

その代わりふわふわ浮いているように水底に着地する。

なんとも不思議な感覚だ。

改めて周りを見渡してみると本当に不思議な世界だと思う。

いつもの街並みだが、水に沈んでいて人の替わりにサカナがいて、

水の音だけが静かに聴こえる。

毎年夏になると不意にやって来て唐突に終わるこの白昼夢のような世界。

1時間以上いる時もあれば、数分の時もある気まぐれな夢。

自分の毎年の楽しみである。

さて、今は余計なことを考えず覚めるまでもう少しこの水中散歩を楽しもうか…


強い日差しに目を開けると現実に戻っていた。

腕時計を見ると時間は1秒もたっていない。本当に不思議な白昼夢だ。

次はいつあの世界に行けるだろうか。楽しみだ。

信号が青に変わった横断歩道を自分は軽い足取りで歩き出した。

つたない文章でこんにちはです。

初投稿です。少しでも涼しい気分になっていただけたら幸いです。

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