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きっかけ

時は2029年。

人類の科学技術の発展は、俺たちにこんなものをもたらした。

道往く人々が中空に浮かび上がるホログラムにポチポチやっている小型端末、それが「未来予測ツール」である。

数年前まではスマートホンなるものが流行っていたのだが、今は代わりがこれになった。

量子演算なんたらの仕組みはわからんが、対象となる人物のデータと場所、時間を入力することによって、ある程度までの未来がどうなるかを予測することができる。

やっかいなのは、これの精度がかなり高いということである。

このアイテムが登場して以降、何の行動を起こすにもツールなしでは立ち行かない人間が増え、社会問題になりつつある。

かくいう俺もその依存症人間の一人だが・・・。

そもそも物事がどうなるのかわかっていたら、何もする必要がなくなるのではないか?

全ては脳内で完結する。



ある日、友人A(仮名)の、行動を予測してみた。

そいつのデータは既に端末に入っている。

入力する情報が多ければ多いほど精度は高くなる仕組みだ。

名前、場所、日時を入力、っと・・・・


未来が出た結果

「ホモのオフ会に参加し、心中する」

とあった。


なんだこりゃ。

いくらなんでも突飛にすぎる。

友人Aはノンケだし(多分)、心中するような悩みを今現在抱えているわけでもない。


むしろ、昨日はクラスメートで俺の幼なじみの、「北条巫女ほうじょうみこ」の話題で盛り上がったばかりである。

彼女は名前も家柄も和風なくせに、本人が西洋かぶれで格好も今風、ただ家にいる時は仕方なく和服、着物を着ている。

まあ一粒で二度おいしいといえなくもないのでそれはそれでよし。



おっと話が逸れた。


翌日、普通に学校に登校してきた友人Aに、ツールで出た結果について話すと


「へぇ。そんなのが出たんだ。でもそれ、あながち間違いってわけでもなかったよ」


「えっ」



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