茶々茶のまーち
たとえばそのお弁当
ハンバーグ、唐揚げ、しょうが焼きの憂うつ
いきなり走りだす君
日焼けした肌、透ける髪、蹴散らす誇り
待ち構えてた木々たち
カブトムシ、ないてた蝉、名札は張り付く
水浸る君の胸の内
青じゃない、白じゃない、何でもないの無気力
風想いなんとなく校庭
教室の窓、眺めてる、渦巻きつむじ思春期
足踏みしたよ
茶々茶のまーち
今は大地の上にたつ
あっという間に過ぎてゆくから
吹いてみたよ
茶々茶のまーち
動かなくても音が鳴る
ざっくりイキよと大地は唸る
叩いてみたよ
茶々茶のまーち
いずれはみんな還ってく
たったのひとりぼっちだよ