バイオレンス桃太郎
桃太郎は元気に育った。
性教育はおばあさんが行った。
初の射精もおばあさんの手の中だった。
初体験もおばあさんだった。
桃太郎は女はおばあさんしか知らなかった。
初めて村に出た桃太郎は驚いた。
「ばあさん以外にも女がいるとは!」
桃太郎の性癖は既に歪んでいたので熟女と付き合った。
桃太郎が彼女のナオコを家に連れて行くと女たちの争いが起きた。
じいさんのナタで切りあった。
「息子は渡さんぞ!ババア!」
「モモタソは私のものよ!ババア!」
桃太郎とじいさんは見ていることしか出来なかった。
桃太郎をかけた女の戦いは2名共死亡の結末となった。
「……ワシのナタが。ばあさんの喉に刺さっておる」
じいさんはこれ以来ナタを握ることは無かった。
じいさんはショックでボケた。
毎日よだれを垂らしながらボーッとして飯を食い、糞尿を垂れ流す。
桃太郎は介護の疲れから鬼退治に行く事を決めた。
(……俺は鬼退治を理由にじいさんから逃げるのだ)
旅立ちの日。
じいさんが桃太郎におのれの糞で握った団子を渡した。
桃太郎はキレた。
刀で爺さんを何度も切った。
「いい加減にしろやああああ!」
じいさんの血しぶきが桃太郎の全身を赤く染める。
「……達者でな」
「じ、じいさん!?」
じいさんと目が合った。
じいさんの視線は力強かった。
桃太郎は悟った。
(こいつ。ボケちゃいなかったんだ!)
桃太郎はフラフラと歩き出した。
「……もーもたろさん……ももたろさん」
桃太郎は家に戻り、ありたっけの刃物と鈍器を紐で身体にくくりつけ、村に走った。
「鬼退治だぁっ!」
村人計36人。
その日桃太郎が殺した人数である。
その後、桃太郎は犬サルキジと鬼を倒し、財宝を家に持ち帰り、いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。




