表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お天気裁判   雨の逆襲  作者: 双鶴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/9

エピローグ 午後4時、虹のち未来(俊太)

雨は、もう止んでいた。

空には、うっすらと虹がかかっていた。

誰かが「二重だ!」って叫んで、みんながスマホを向けていた。


俺は、窓のそばで静かにそれを見ていた。

今日の探究は、たぶん一生忘れない。


雨と晴れ。

どっちがいいかなんて、簡単には決められない。

でも、どっちも必要だってことは、はっきりわかった。


由美子の言葉が、ずっと頭に残ってる。

「晴れだけじゃ、虹は出ません」

あの笑顔は、まるで晴れ間みたいだった。


俺は、雨のことがもっと好きになった。

そして、晴れのことも、ちょっとだけ好きになった。


探究って、勝ち負けじゃない。

誰かの考えを聞いて、自分の考えが変わること。

それが、いちばん大事なんだと思う。


由美子と話したいなって思った。

「ありがとう」って、ちゃんと言いたい。


でも、今日は言えなかった。

そのかわり、窓の外の虹に向かって、心の中でつぶやいた。


「また、雨が降ったらいいな」

「そして、また虹が出たらいいな」


それは、ちょっとだけ未来の話。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ