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お天気裁判   雨の逆襲  作者: 双鶴


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6/9

第6章 午前10時、虹の兆し(由美子)

「雨があるから、虹が出る」

俊太がそう言ったのは、昨日の昼休みだった。

何気ない会話だったけど、その言葉がずっと頭から離れない。


彼、変わったな。

前は、ちょっとぼんやりしてる印象だったのに、今は目が真剣。

図書室で詩集を読んでる姿も、なんか…かっこよかった。


私は、晴れのプレゼンを完成させた。

スライドには、太陽の写真、青空のグラフ、セロトニンの説明。

完璧なはず。でも、なんか物足りない。


「晴れがいい」って言い切るのは、ちょっと違う気がしてきた。

だって、雨があるから晴れがうれしいんだし。

雨の日の静けさも、悪くないって思えてきた。


私は、スライドの最後に一枚、写真を追加した。

去年の遠足の帰り道、雨上がりに出た虹。

その下で、みんなが笑ってる写真。


「晴れと雨、どっちも必要」

それが、私の結論になるかもしれない。


俊太の言葉が、私の探究を変えた。

勝ちたい気持ちはあるけど、それ以上に、ちゃんと伝えたい。


発表対決まで、あと 2日

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