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008 ワンピース色
短いですっ。
春、
桜のような薄桃色のワンピースを着た君が好きだった
夏、
草原で見上げた入道雲が浮かぶ青空色のワンピースを着た君が好きだった
秋、
燃えるような落ち葉道
夕焼け色のワンピースを着た君が好きだった
冬、
雪のように透明にきらめくワンピースを着た君が好きだった
春夏秋冬
巡りゆく季節によって
君のワンピース色も巡り
変わる
君の笑顔は
いつもいつも
なんだか心が温まって
嬉しくなる
ずっと変わらなかったから
どの季節の君も、
大好きだった