011 In darkness
僕はこれでも
女の子なんです
僕はこれでも
メンタル弱い方です
冷えた心と
騒ぐ心の同時進行
もぅぐちゃぐちゃで
もぅめちゃめちゃで
混乱してきちゃうから
できるだけ冷えた心を
隠すことにして
結果ノリのいい
男子みたいな生活を
してきたのです
僕の笑みに
隠れた闇の色
誰も気がつかなくて
いつもいつも
闇色の髪の中の
闇色の瞳の中の
闇は密かに膨らんでいた
落ち込む、ことができない
偽りの笑顔で隠してしまうんだ
ありのままに
泣いてみたい
喚きたい
縋りたい
そんな意志とは裏腹に
僕は今日も
強がってしまうんだ
闇の中の闇の中の
闇の色の心を
ネクタイで締め付けて
出ないように
押さえ込む
闇の中の闇の中の
闇の僕の存在に
誰か気がついて
という矛盾な意志を
感じながら
僕はこれでも
男の子なんです
僕はこれでも
元喧嘩屋です
ある日突然
自分が虚しくなって
もぅぐちゃぐちゃで
もぅめちゃめちゃで
混乱してきちゃうから
出来るだけ騒ぐ心を
隠すことにして
結果控えめな
女子みたいな生活を
してきたのです
僕の笑みに
隠れた闇の色
誰も気がつかなくて
いつもいつも
闇色の髪の中の
闇色の瞳の中の
闇は密かに膨らんでいた
弾ける、ことができない
偽りの笑顔で隠してしまうんだ
ありのままに
飛び回ってみたい
叫びたい
暴れたい
そんな意志とは裏腹に
僕は今日も
強がってしまうんだ
闇の中の闇の中の
闇色の心の
ストールで締め付けて
出ないように
押さえ込む
闇の中の闇の中の
闇の僕の存在に
誰かが気がついて
という矛盾な意志を
感じながら
僕らはそして
出会ったんです
僕らはそして
驚愕したんです
同じ瞳で
違う心の持ち主
僕らは似ていて
僕らは異なっていた
お互い最初は理解不能で
冷えた心を出せる
騒ぐ心を出せる
それは幸せなことなのに
何故知らないかと罵りあってしまったのです
いつだって
隠れた闇の色
誰も気がつかなくて
やっと気づいて
近づいてきた相手は
男の子で女の子
等しく正反対な悩みの持ち主
幸せ、を知っているからこそ
苦しくてもがくんだ
お互い足りない部分を
持っているなら
補おう
君は、僕
そんなことに気がついて
僕らはだから
お互いを欲したのです
キミの中の闇の中の
闇の色の心に
なりたくて
なりたくて
深く求めて
見つめ合う
キミの中の闇の中の
闇に映る僕
黒の視線が重なる
2人で普通の心
どちらの感情も必要だって
僕ら
やっと気づいたんだ