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5日目 [死人に送ったメール]
5日目
「リリー僕の言うことをメモして」
そうタブレットに話しかける、タブレットに搭載されたAIことリリーは、理屈はわからないけど亡霊の僕の声に反応する、リリーに今抱えている謎をメモしてもらう、一番の謎、僕はどうやって死んだのかを解明するために、このタブレットは僕が生きていた時に使っていたものだ、画面には触れられないが、リリーに操作を頼めば問題ないだろう、早速タブレットを操作する、気になっているメールを開いた。
「リリーメールを開いて」
そしてメールを開くと驚いたことに数件メッセージが来ていた、まぁ死んだ人間にメッセージを送るなんて洒落たこと思いつくのは、あいつくらいか、やっぱり親友からだ、メッセージを読むとあいつらしくて楽しい思い出が蘇ってきた、あとは彼女からの長ったらしいメッセージだ後で読もう。
そして分かったことはどうやら僕は夏に死んだらしい、真夏の8月に、そして今は冬だタブレットのカレンダーの日付には、11月の最後の週とある。