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寂寞のロボット戦闘団  作者: タートライザー
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あなたってほんと、そそっかしい

サレハが帰国する日を迎えた。

アカネは重い足取りで空港へ向かう。


飛行機の搭乗口につくとサレハが笑顔で向かってくる。

「アカネ。お見送りありがとう。」


「早く帰ってくるのよ。」

本心が悟られないよう、あえて笑顔でこたえる。


「ああ、もちろんさ。すぐに帰ってくるよ。おっと、そろそろ出発だ。またね。」

サレハは両手に荷物をもって足早に飛行機へ向かっていった。


「まったく、そそっかしいんだから」

アカネは独り言を呟く。



サレハが帰国して半年が経過した。

ラフルクルアーンは情報統制の為、通信と郵便に厳しい規制をしいていた。

つまるところ、サレハと連絡が取れない。

そんな不安を募らせる日々の中、急にサレハから手紙が届いた。

軍用封筒の中には士官学校の卒業写真と手紙が入っていた。

パーカーが大好きなサレハに礼装軍服は似合っておらず、アカネは笑ってしまった。

手紙にはこう綴られていた。


「アカネへ

ついに士官学校を卒業しました。こんな僕でも機甲軍少尉だ。すごいだろう。

詳しい配属は軍規で話せないけど、自律型二足歩行兵器の戦闘パイロットの任を拝命したよ。早く仕事を終えて君のもとに帰るんだ。それまで、待っててよ。

ラフルクルアーン国 機甲軍 少尉 サレハ」


「セントウキ」と呼ばれる兵器が使用されていた頃より遥かに死傷率は減った。

だが「自律型二足歩行兵器」のパイロットは「歩兵」と同じ割合で戦死率が高い。

アカネは不安に駆られたがサレハへ連絡を取る手段がない。


「サレハに会いたいよ。」


二人を引き裂いたのは物理的な「距離」だけでは無いようだ。


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