読了時間について思うこと
やっと4作目。 今回はエッセイです。
たまに、もっと速く文章を読めたらなぁと思う時があります。
500字を1分というのが、読了時間の目安らしいですね。
あくまで目安ですから、速い人はその何倍もの速度で読めるのでしょう。
つまり、その人はそれだけ多くの本を読めるということになります。
そういう方が素直に羨ましいです。
しかも、私にはつい文章を読み返してしまう癖があります。
だから、国語の試験ではよく時間が足りなくなっていました。
ああっ、あの問題解けたのにと、テストが終わった後で気付いたのは非常に苦い記憶です。
でも、たとえどんなに速く読めたとしても、その時間が0になることはない。
素晴らしい速読の技術をお持ちの方でも、読むためには時間を掛けていらっしゃるはず。
じゃあ、仮に目安の読了時間で文章を読んだとしたら。
60掛ける24掛ける365は525600。
80年生きられたとしたら42048000。
更に掛ける500で21024000000。
約200憶字。
非常に大きな数字です。
ところで、よくある文庫本は1冊300ページ程度でしょうか。
そして、大体1ページが500字くらいあります。
つまり、1冊あたり15万字。
じゃあ、200憶割る15万は?
約13万冊。
じゃあ、3倍の速さで読めたとしたら?
約40万冊。
たった40万。
小説家になろうには今、30万以上の作品が掲載されているそうです。
しかも、日々新たな作品が産まれ続けている。
それは眠っている間も。
ご飯を食べている間も。
文章を考えている間も。
そんな中1つの作品に巡り会うということは、奇跡的なことなのでしょう。
皆様の作品が多くの方の眼に触れますように。
皆様が多くの素敵な作品と出会えますように。
お読み頂いた方、ありがとうございました。