キノシタナホ。
『おっはよー!』
いつもと変わらない毎日。
この毎日が菜穂は好きだった。
木下菜穂 16歳
キノシタナホ
菜穂はクラスの人気者だった
友達A『なほなほ!あのね、今日放課後空いてる??』
な『もちのろん!!どっかいくのー?』
友達A『最近できたルオン行きたいなって!なほなほはもう行ったー?』
な『あ、まだ行ってないんだよね、洋服見たいし、私も行きたい!』
友達A『じゃあ決定ね!また放課後!』
2人はこのあと起こることを
予想もしていなかった。
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キーンコーンカーンコーン
友人A『はぁ…つかれた。でもなほなほとおでかけだー!すごい久しぶり!!』
友人Aこと、
新井さら 16歳
アライサラ
さらと菜穂は幼稚園来の幼なじみ。
高校も同じで、とっても仲が良かった。
さ『なほなほ!!はやくいこーっ!!』
な『もー、さらったら急ぎすぎ!そんな急いでもルオンは逃げないよ?(´・ω・`)』
さ『わかったって!!!とりあえずいこーよー!』
な『はいはいわかったよーヽ(*・ω・)ノ』
菜穂とさらは最近オープンしたルオンに行くことになった。
な『やっとついたー。(´・ω・`)結構遠いもんだね!!』
さ『そう?なほは運動音痴だもんね(^ω^)』
も『さらは陸部だから運動できて当たり前でしょー!?』
こんな他愛のない話をしていた。
そしたら。
??? 「キャーーーーーーーーーーっ」
さ『ふぁ!?え?なに?今叫び声聞こえたよね?!』
な『あ、うん…なにかあったのかな?』
さ『私、行ってくるね!?!』
な『え?!危ないよ、だめだって!ねぇさら!!』
さらは好奇心旺盛だが、なほは臆病でさらを追いかけることが出来なかった。
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その頃さらは…
さ『どうしたんですか?!』
???『彼ガ…彼ガ……』
さ『彼氏さんか誰かがどうかしたんですか??』
???『ソ、ソコ二…』
さらは今まで気づかなかった。
ソコに倒れて血を流している男性がいることを。
さ『ひ、ひぃっ……』
???『ワ、ワタシ、今日ハ何カ可笑シカッタノ…言ッタ通リノ事ガ起コルノ…彼ト電車二乗ッテテモ、疲レタナッテ思ッテ座リタイナッテ思ッテタラ、満員電車ダッタノニ一駅で私達以外全員ガ降リテ行ッタリシタリ、エレベーター来ナイナッテ思ッテタラ8階カラ一気二落チテキタリ…ソレデ今モ彼氏にイツモミタイニ冗談デ、マジ死ネ〜ッテ言ッテタラ、彼氏ガ…』
さ『と、とりあえず救急車…』
???『ワ、ワタシモシカシテ無敵…!?何デモヤリタイ放題ダヨ…!?フッフッフッ…コレデアイツラモ消セルヨネ…!』
さ『ちょ、ちょっと落ち着いてください!!
今救急車呼びますから!!』
???『ワタシノ邪魔ヲスルナラアナタモ消スワヨ…?』
さ『そ、それだけはや、めてください』
???『サァ、私ダケガ悲シムナンテアリエナイ。アノ人モソコノ人モシネ!!』
バタッ
人が倒れた。
???『フフフ…!』