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姉ちゃんは同級生 ~井の頭の青い空~  作者: 山崎空語
第5章 高校生の俺達 ~大人への階段~
108/125

5-35 チョコをもらった日(その4)~リズムゲーム~

 俺のベッドの前には比較的しっかりした固めの段ボール箱が置かれ、その上に27インチのディスプレイを置いてガムテープでしっかり固定してある。実は、段ボール箱の中にはまだ飲んでない2リットルの湧水のペットボトルが6本入っている。つまり、少しぐらい揺すってもディスプレイは倒れない。ディスプレイは気持ち下向きにチルトしてあるので、正面1.5メートル位離れた位置で楽に観る事が出来るようになっている。そのポイントに姉ちゃん制作の丸いクッションが置いてある。そのディスプレイの右横にSANYのゲーム機が置いてある。このゲーム機のブロス(コントローラ)はWiFiつまりワイヤレスだ。ブロスは2個用意した。1個はプレイ用で、もう1個は予備で、USBケーブルでゲーム機に繋いで充電しておく。WiFiが飛ばなくなったら交換する。そして、ゲーム機のHDMI出力をHDMIキャプチャーを通してディスプレイに繋いでいる。HDMIキャプチャーから高速USB経由で画像と音声が俺のタワーPCに取り込める様になっている。音声だけSPDIFで取り込もうとしたがHDCPの影響か上手く出来なかった。その音声をDAWアプリで遅延処理してWiFiつまりワイヤレスヘッドホンで再生できるようにした。まあ、色々解説すれば切りがないが、結局、ゲームのプレーヤーは、ディスプレイの前のクッションに座って、ワイヤレスのヘッドホンを被って、ワイヤレスのブロスを持ってごく普通にゲームをプレイすれば良いという訳だ。もちろん、立っても寝てもプレイは可能だ。


 俺は机の下のコンセントのスイッチとゲーム機のスイッチを入れ、それからタワーPCを起動して、机の椅子を皆の方にまわして座って、説明を始めた。

「えっと、これからこのゲーム機でリズムゲームをしてもらいます。」

そう言いながら、俺はブロスでゲームセクションのリズムゲームを選択して目的のボカロ系リズムゲームの初期画面にした。ネット経由でサーティフィケーションが完了して『ZEGA』というジングルが鳴った。

「なんだ! 本当にただのゲームじゃない!」と加代ちゃん。

「見掛けはね。でも、俺のPCがちょっと介入します。」

「なるほど、そういう仕掛けね。」

皆を見渡すと、興味津々だ。ただ1人円ちゃんだけは緊張気味だ。まずはゲームのチュートリアルが必要だ。

「それでは、お手本を誰かに・・・」

俺は皆を見渡した。明莉ちゃんが目を輝かせて俺を見詰めている。俺が『出来るかい』視線を飛ばすと、それを嬉しそうに受け取った。

「あ、明莉ちゃんが自信ありそうだね。」

「はい、師匠。任せてください。」

「じゃあ、お願いします。ディスプレイの前に座って、ブロスを持ってください。」

「はーい。」

明莉ちゃんがディスプレイの前のクッションに浅く座った。

「ブロスのスタートキーを押すとゲームが始まります。明莉ちゃん、スタートキーを皆に見せてあげてください。」

「これでーす。三角の小さいボタンで~す。」

明莉ちゃんはブロスの中央右にある三角形のボタンを指さして見せた。ついでにそれを押した。すると、スタートの初期画面が表示され、心躍るBGMが始まった。この画面でブロスを操作してゲームのレベルとプレイする曲を選びスタートする。

「あ、ヘッドホンはまだ被らないで。」

「はい。」

「レベルは『EASY』でOKです。『ノーマル』はたぶん無理だと思います。選択ボタンで曲名をライズアップさせて赤丸ボタンを押すとゲームが始まります。どの曲でもOKですが、最初に選んだ曲を最後まで練習します。俺的には3番目が好みです。」

「じゃあ、私も3曲目にします。押しますか?」

「いや、まだ。」

「はい。」

「曲が始まると、キャラがダンスしている前辺りに、『〇』の型が現れます。すると、赤い『〇』が画面の何処からか飛んで来ます。それが型に重なったのに合わせてブロスの『赤〇』ボタンをタイミングよく押します。基本はこれだけですが、飛んでくる赤い『〇』に尻尾が付いている事があります。その時は先頭で『赤〇』ボタンを押して最後でボタンを放します。それから曲の途中で☆型と☆マークが現れます。同じ様に型に重なった時にブロスのジョイシティックの左右どちらかを弾いてください。操作は以上です。キャラのダンスに惑わされたり、慌てなければ簡単です。」

「やってもいいですか?」

「まだ早い。」

「はーい。」

「丁度良い所でボタンを押すと、画面左のHPゲージがチャージされて曲が続きますが、押すタイミングが早すぎたり遅すぎるとフェールになってHPが消費されます。HPが無くなるとゲーム・オーバです。」

「つまり強制終了だな。」と加代。

「まあ、そう言う事。じゃあお待たせ、明莉、やって見せてくれ!」

「はい。師匠!」

明莉ちゃんはヘッドホンを被ってゲームを始めた。

「ボリュームは良い?」

「はい。」

今は遅延無しにしているから、ヘッドホンとディスプレイから出る音は同じタイミングで、ズレは無い。明莉ちゃんはどうやらプレイした事があるみたい、てか、かなり熟練していて、タイミング良くクリアしてゆく。そして約5分間のゲームが終了した。

「すごい。エクセレントだ!」と加代。

「さすが明莉ちゃん。エクセレント級です。」

「はぁ~い、ありがとうございま~す。なんか私のゲーム機より簡単みたいです。」

「まさかぁ!」と円。

「えーっと、今明莉ちゃんに見せて貰ったお手本は通常ノーマルのゲームモードです。」

「どういう事?」と加代。

「つまり、普通にゲームをしてもらったと言う事です。」

「普通じゃ無きゃ何か変わるの?」

「ゲームでする事やブロスの操作は何も変わりません。ゲームそのものも同じです。ただし、何かが変わります。」

「だからそれは何って聞いてるんだけど?」

俺は右口角を上げてドヤ顔をして、加代から視線を離して、明莉ちゃんを見詰めて微笑んだ。明莉ちゃんも満面の笑顔で俺の視線を受け取った。かなり自信ありげだ。

「まあ、やってみるのが1番だね。」

「ハぁイ。」

「それじゃあ、明莉ちゃん!」

「はい師匠!」

「もう1度ヘッドホンを被って同じゲームをプレイしてください。」

「は~い。」

俺はPCのDAWソフトのタイミングマネージャを操作して、映像に対して音声を約1秒遅らせた。ただし、音が遅れて聴こえるのはヘッドホンをしている明莉ちゃんだけだ。・・・そしてゲームがスタートした。その途端、

「師匠!メッチャ音がズレてます。」

明莉ちゃんは必至でブロスのボタンを押しているが、

「ダメです~無理です~!」

ゲームのHPゲージがどんどん減少して、遂にHPが尽きて曲の途中で『GAME OVER』になって、曲が止まり、ディスプレイの中で踊っていたキャラが『残念』ポーズになってしまった。明莉ちゃんの後ろで観戦している皆には何でそうなるのか解らない。なぜなら、ディスプレイのスピーカーから小さめに聴こえて来る音はHDMI経由で直接転送再生される音なので映像のタイミングから遅れてないからだ。

「これはぁ、虐めに近いですよぅ!」と明莉。

「そうだね。他にやってみたい人は?」

「じゃあ、私がやってみる。」と加代。

「OK!」

明莉ちゃんと加代が交代した。俺は加代ちゃんには間違いなくダメだろうと思いつつ、

「最初はノーマルです。」

俺はタイミングマネージャで遅延無しにした。スコアは平均的なクリアレベルだったが問題なく最後までプレイできた。流石は加代ちゃんだ。基本的な神経反応はかなり良い。つまり運動神経が良い。

「それじゃあ特訓モードで。」

俺は音を約1秒遅らせた。ゲームが始まった途端、

「できるかぁこんなもん!」

加代ちゃんはそう言うと、ブロスを置いてヘッドホンを勢い良く外した。まもなく、ディスプレイには『GAME OVER』とキャラの『残念』ポーズが表示された。

「結構むずいでしょ!」

「こんなのゲームじゃないわ!」

「ですよねー!」と明莉。

加代ちゃんと明莉ちゃんは互いに同意して見詰め合った。俺はたぶんドヤ顔だったと思う。予想通り狙い通りの展開が嬉しかったからだ。

「では、いよいよ円ちゃんの番です。」

「えぇ~! 私には無理ですよぅ! リズムゲームは嫌いですぅ!」

「好き嫌いの問題ではありません。これが出来るようになるのが特訓です。」

円ちゃんは小さな声で、

「はぁ~い。」

「円ちゃん、返事はハッキリ!」

「ハイ。」

「良い返事です。」

円ちゃんは加代と入れ代わって前に出たが、かなり不安そうだ。

「それじゃあ始めましょう。最初はノーマル。」

円ちゃんは予想通りボタンを押すタイミングが遅れ気味で、マーク合わせのクリアが少なく、HPが低空飛行を続けた。だが『GAME OVER』になることは無く最後までプレイ出来た。頑張ろうレベルだった。俺的には『GAME OVER』を覚悟していたので、少し助かった感じがした。やはり円ちゃんは『どんくさい』のでは無い様な気がする。どこかに何か反応を遅らせる原因がきっとあると思う。

「えぇ~ん。私は『どんくさい』ですからぁ!」

「それじゃぁ、特訓モード。」

「えぇ~!」

まあ、期待通りの結果だった。ほとんどヒットしないまま『GAME OVER』だった。

「無茶苦茶ですぅ!」

「最初のレベルがこれなら、特訓のし甲斐があります。がんばろう!」

「本当ですかぁ?」

「だから、任せなさい。」

俺は椅子から立ち上がって、円ちゃんの頭を撫でた。円ちゃんが『やる気』を失ったら計画が根底から崩れるからだ。

「は~い!」

円ちゃんは笑顔だった。やれやれと安心すると同時に、やっぱりこの娘は可愛いと思った。ふと見ると、姉ちゃんがなんか三角の怒り目で睨んでいた。そして、姉ちゃんの横に張り付いている彩香が何か言いたそうだ。彩香はまた俺を救ってくれた様だ。

「サヤ、やってみるか?」

彩香の瞳が輝いた。

「うん、する!」

彩香はこのゲームを結構やり込んでいる。EASYレベルならパーフェクトを出す事もある。実は姉ちゃんもEASYレベルで何度かパーフェクトを出している。だが、2人共俺には敵わない。俺はノーマルレベルでエクセレント級のプレイヤーなのだ。自慢ではないが、俺の場合、このゲームで徹夜した事は5回や10回じゃ済まない。彩香が小走りで前に出てスタンバイした。

「サヤちゃん頑張ってね!」と明莉。

「うん。」

「じゃあ、最初はノーマル。」

流石は彩香。良い反応で次々にマークをクリアして、結局エクセレントだ。

「彩ちゃん、すごーい!」と明莉。

「えへへ。」

「それじゃあ、次は特訓モード。ただし、彩にはヒントをあげます。」

俺は彩香の耳に口を近付けて、内緒話でゲームのヒントを伝えた。

「サヤ、これ、明日までは絶対誰にも言うな!」

「うん、わかった。」

「じゃあ、皆さん注目! 彩香ちゃんの特訓モードで~す。」

俺はもちろん音声の遅延を約1秒にした。最初は上手くヒットしなくて、ゲームオーバーになりそうだった。だが、彩香は次第にマークをクリアするようになって、とうとう最後までプレイした。『GOOD』レベルだった。

「サヤちゃん、すごーい!」と明莉。

「天才か?」と加代。

「えぇ~、どぉして出来るのぉ?」と円。

「えへへ!もっかいやったらパーフェクトだよ!」

「本当?」

「えへへ!」

「つまり、あるヒントがあればこのゲームは簡単にクリアできるのです。」

「それ最初に教えてよ!」

「ダメです。特訓で体得してもらいます。特に円ちゃんには。」

「えぇ~、なんか辛そうですぅ~!」


 その時誰かがドアをノックした。皆が右前方の入り口に注目した。ドアが開くと母さんだった。大きめのピザの箱を2つ重ねて、その上にコップをたぶん6個載せて持っている。母さんの後ろに親父も続く。右手にアイスペール、左手に2リットルのコーラのペットボトルを持っている。

「さっきピザとコーラが届いたわ。小泉さんからの差し入れみたいよ!」

スワイプ・イン・ドリームの3人は満面の笑顔で歓声を上げた。

『わーい!』

「へえ~、さすがはプロデューサーさんだね。」と加代。

明莉ちゃんが真っ先に立ち上がって、母さんからピザの箱とコップを受け取った。そして、その箱の上を見て、

「あら? 円ちゃん宛てのメッセージカードが付いているわ!」

「本当?」

円ちゃんも立ち上がって、ピザの箱のメッセージカードを取ってそれを開いて眼を通した。

「『頑張ってください』だって。それから、『ショウさんに宜しく』って書いてあります。」

「おう、任せなさい!」

すると、母さんの後ろで放置されそうになっている親父が、俺を見て、

「翔太、これ!」

「うん。」

俺が椅子から立ち上がって受け取ろうとすると、姉ちゃんが割って入った。

「あ、お父さん、それ私が・・・」

「そうか。」

姉ちゃんはアイスペールとペットボトルを受け取った。

「春香ちゃん、小机があると良いわね。」

「うん。後で持ってくる。」

「彩が取って来ようか?」

「じゃあ、お願い。」と姉ちゃん。

「任せなさ~い!」

彩香は母さんと親父の間をすり抜けて姉ちゃんの部屋に向かった。親父も笑顔で皆を見渡した後1階に引き返した。母さんも親父と一緒に行こうとしたが、何かを思い出した様に、

「そうだ、お風呂が湧いてますから、手が空いた人から順番に入ってください。」

「はい。有難うございます。」と円。

「円ちゃん、頑張ってね!」

「はぁい。」

母さんは優しい笑顔で円ちゃんを激励して1階へ向かった。入れ違いに彩香が小机を抱えて戻って来た。

「持って来た~!」

「前の方は邪魔だからこっちに置きましょ!」と加代。

「うん。」

加代ちゃんが彩香から小机を受け取って、俺のコミックのコレクションの本棚の前に広げ、その上に明莉ちゃんがコップ、姉ちゃんがアイスペールとコーラのペットボトルを置いた。ピザの箱は大きいので、カーペットの上に直置きだ。

「翔ちゃん、この新聞紙使って良いかなぁ?」と姉ちゃん。

「ああ、良いよ。3日位前のだから。」

「じゃあ、ピザはこの上で開けましょう。」

こうして、ゲームはひとまず中止になって、広げた新聞紙の上にピザの箱を置いて皆車座になって食べた。夕食からそれ程経ってないので、結局1箱しか消化できなかった。コーラを飲んだ後、ホッとしていると、姉ちゃんが、

「翔ちゃん、先にお風呂に行って来たら?」

「いや、姉ちゃん達お先にどうぞ!」

「いやいや、師匠より先には入れませんから!」

「そんなの気にしてないから。」

「翔ちゃん、時間無いわ! ぐずぐずしてたら10時になっちゃうわ!」

俺は深呼吸をして、

「仕方無い、ササッと行って来るか。女子は時間掛るだろうから。」

「そう言う事。」

「俺が入ってる間に、ノーマルモードの練習しといてくれ!」

「わかった。」と加代。

「あ、円ちゃんは多めにね。」

「えぇ~!」


 俺はちょっと急ぎ目に風呂に入った。ゲームの状況が気になるからだ。結局、15分強で出て来た。俺が牛乳パックを持って部屋に入ると、約束通り円ちゃんが練習していた。そして、皆入り口の俺を見た。

「シヨウさん可愛いですぅ!」

「何が?」

「パジャマですぅ。」

「あ、そっか。これね。まあ、後で解るよ。」

「何がですか?」と明莉。

「だから、解説させないでくれ!」

「ふう~ん。」

「そうだ、ショウさん、私もう少しでエクセレントですぅ!」

「おお、良いね。」

俺はコップに牛乳を注いで一気飲みした。

「ハルさんとサヤちゃん入ってきて!」と明莉。

「そうね。サヤちゃんはそろそろ眠くなるかも。」

「加代姉ちゃん、一緒に行かない?」

「そうだね。じゃあ3人で入ろうか。」

「うん。」

こうして加代と姉ちゃんと彩香が風呂に行き、出てくるのを待つ間、明莉ちゃんが4回、円ちゃんが6回、練習した。円ちゃんはあと少しでエクセレント級になるのだが、なかなか壁が越えられない。俺の目論見を実現するには、このノーマルモードでエクセレントを達成しておく方が効果的だから、もう少し練習してもらわなければならない。

 姉ちゃんと彩香と加代ちゃんが風呂から出て戻って来た。入れ替わりに明莉ちゃんと円ちゃんが風呂に行った。俺が姉ちゃんと加代ちゃんの髪を梳き、姉ちゃんが彩香の髪を梳いて乾かした。姉ちゃんと加代ちゃんはもうリズムゲームをする気は無くなっていて、俺も加わって4人でババ抜きを始めた。全員が揃って再び練習を開始したのは11時を回っていた。当然だが、彩香は眠ってしまって、母さんが1階の寝室に連れて行った。

「シヨウさん、解りましたですぅ!」

「え、何が?」

「パジャマですぅ!」

「あぁ・・・と言う事です。」

「いいですね、色違いのお揃。」

「まあね。」

「3人共同じのを3着持ってるからずーっと同じなの。」と姉ちゃん。

「最初は抵抗があったけど、何も考えなくて済むから、慣れればこれでも良いかな。」

「そんな言い訳しなくても可愛いんだから良いじゃん。」と加代。

「そうですよ師匠!」

「へいへい・・・じゃあそろそろ特訓再開!」

『はーい!』

「エクセレントを達成した人は次の段階まで休憩です。寝て待っても良いです。」

「じゃあ、私と加代さんは休憩ですね。」と明莉。

「だね。」

結局、姉ちゃんの部屋から4人分の毛布を持って来て、姉ちゃんと加代ちゃんと明莉ちゃんはそれを肩から包る様に被って観戦することになった。円ちゃんもひとまず肩を包めたが、まあ、ブロスを操作すれば、肩からするりと落ちて脱げてしまうだろう。

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