私、姉だし。
思いつきで書いてみた、しかしグダグダ。改稿するかも?
教室の戸を開けようとして、思い出した。
あ、そうかここって…漫画の世界か。とストンと私の心に落ちた。今までの違和感とか、見たことあるようなデジャヴなんかすべて、そう言うことか、と。
でも、なんで今なのか。でも、良かった。今、思い出して。
戸を開けずに、するりと身を隠す。ダメダメ、ていうかなんで……。
思い出したことは、ここが漫画の世界ということ。それも、結構ストーリーが気に入ってた少女マンガだ。
とある一年女子が、自らの姉を探してたどり着いたその教室でここに居るはずのない人物と出会う。その人物とは、いま世間に注目され女子に多大な人気を誇るアイドルRuiだ。
そんな彼に口止めされる所から物語が始まる。自らの秘密を持っているヒロインをその鬼畜さで一時は嫌われる。ヒロインもヒロインだ、秘密バラしてしまえばいいのに!と思うほどの鬼畜、ドS野郎だが垣間見る不器用な優しさに女というのはおちるらしい。
私、初恋もまだなので知らないケド。
そのヒロインというのが、この私……の妹だ。そんなわけで、そろそろ妹が私を探してこの教室に辿り着くハズ。その前に、私は開けようとして思い出した。良かった、本当に。
***
「ねぇ、アンタさぁ。なにしてんの?」
顔を隠すことなく晒しちゃう?というか、ヒロインことマイシスターとの出会いは?その顔を知っているのは妹だけのはず。なんで、私に晒しちゃうわけ?
私、姉だし。ヒロインが姉を探して居るにも関わらず今後一切出ることがない。だから、顔なんかも名前なんかも出てこない。幻の役柄だ。
手を掴まれグイッと立たされる。……何故?
「……」ぼぅと、その掴まれた所を見ているといきなり教室に引っ張り込まれた。
「…わっ?!」
なにさなにさ、私がなにをしたのさ!
壁に追いつめられた私は、ビクビクとしていた。何もしてないし、姉だし。
ていうか、姉だし。大事なことだから、もう一度言ってみた。
「……なにしてたの?教えてよ」
綺麗な顔を近づけて囁く、Rui。ちょっと、やめろ。というか、本当にマンガでみたまんまで綺麗すぎる。
するりと太ももに変な感覚を覚えた。き、気持ち悪い!
なっがいスカートをたくしあげられ、太ももを触られていた。気持ち悪すぎて、咄嗟にしゃがむと右手を床につけて左足をRuiの足と足の間に伸ばすと右へ払う。
それに耐えられず、倒れた彼の顔はやはり驚き顔だ。ふふん、ざまぁ。
「どこの誰だか分かりませんが、警察呼びますよ?」
どこの誰かは、わかってるけどわかってない。
彼は普段もさり男だが、そのもさり男がどれだか
分からない。我がクラスには、もさり男が5人もいるからだ。くそう、回避しようにも回避できないか。マンガでも、もさり男時のシーンはなかったから知らない。というか、マンガ2巻までしかよんでない。そこまでの記憶だから、きっと3巻を読む前に死んだのだろう。
「お姉ちゃぁん、いるぅ?」
と、廊下から聞こえた。これはまさしく、マイシスターの声。もう、決めた。この変態にマイシスターはやらん!
「……私に、いえ私と妹には絶対に関わらないでくださいね、変態!」
と捨て台詞を残し、鞄を掴むと走って出た。
「咲っ、帰るよ!」
「あ、お姉ちゃん。いたいた、帰ろ帰ろ!」
「……へぇ、やっぱり面白い女」
****
ナンダコレ。
「やっぱ、目いいんでしょ」
メガネを取られ、必死にそれを取り返そうと手をのばすも空振り。なにせ、この男無駄に高身長。
「………悪い!」
全然悪くはない、だってそれ伊達メガネ。少し、視線が合うのが苦手だからメガネ越しならなんとかいけるためのメガネだ。
「……ほら、度入ってないし」
かけられたら、一目瞭然か。開き直るしかない。
「苦手だから、返してよ」
「やだね、でも……」
何この空気、早く逃げ出したい気持ちになる。
「俺と付き合うってなら、返してもいいよ」
は?ナニコイツ、頭おかしいんじゃないの?
「あなた、何考えてるの。モテモテでしょう、こんな地味な女より派手な子にしてくださいな。ファンとか?」
はぁ~と、ため息つかれた。なんで。
「やっぱり、鈍感か」
って、なんでキスする?!
「んなとこも、可愛い奴」
くはっ、なにこの甘い雰囲気。やめやめやめ、なんだよぉ!
私、姉だし!!
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