表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

序章

4月10日午後11時34分、この世から1人の人間が、あの世に旅立った。

この屋敷において。そして、人間によって。



4月11日午前8時30分

「おはようございます。」度会光が、テーブルを囲む面々に挨拶する。

「相変わらず遅い。」光から見て一番手前にいる、戸田翔が言う。

「すいません。でも、今日は最下位ではありませんよ。」光が自分の席に向かいながら、もう一個の空席を見ながら言う。

「ああ、宇治木さんの事か。確かに気になるが。」翔も光を叱るのをやめにし、考え込む。

「まだ寝てるんじゃない。ていうか、あんた何でも深く考えすぎよ。いくら探偵といっても。」

翔の横に座っている女性、富井紗耶が翔に指摘する。

「あんたも探偵なら、そんなお気楽な考えはやめるんだな。

光もだぞ。探偵は寝坊なんて聞いたことはない。

だからこそ、宇治木さんの事が気になるのだが。」翔が、反論のついでに、光への小言と自分の意見を披露する。

「そう思うなら、ここで語っている場合か。行動あるのみ。」

「まあ、そうだな。サンキュー片桐のおっさん。」といって、階段を登っていった。

地獄への階段を。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ