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あの人が死んだ

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/03/27

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

本当分からないんだよね。

あれだけ死ね死ね言ってて、それ言うほど苦しめた人が死んだのに、いざ死んだら『可哀想』って。


私の母なんですけど。

なんで清々しくないの? どうでも良くない?

あの人が亡くなった。私に、私達に対して、平気でモラハラをするような人だった。そもそもそんな人なので、私以外の親族からも、皆距離を置かれていた。今でも祖母の葬式で揉めて、噛み付いて来たことを覚えている。だから別になんの悲しみもない。

あの人の死を知ったのは、亡くなってから四十九日が経過しようとした時の事だった。役所から手紙が来て、遺産相続をどうするか、書かれた時の事だった。

――あの人が亡くなったんだって。

――なんか旅行中に突然死したみたいで。

――遺体も燃やされて、遺骨がないの。

そしてそれからの。

『可哀想だよね』

母のその焦り混じりの声がこだました。あれだけ悲惨な目にあって、あれだけ暴言を吐かれて、あれだけ周りに平謝りして、あれだけ『早く死んで』とボヤいていた癖に。

介護を請負う気もない。保証人になる気もない。全ての厄介事を残さないで死んでくれた事だけが、唯一の救いだと言うのに。


久方ぶりにあった友人に、その事を話した。彼女は私の空っぽな、ある意味で合理主義と矛盾のなさを知っているので、独断取り繕わず、そのまま話した。

「なんで悲しいのか分からない。あの人が亡くなっても心底どうでも良い。散々皆怯えていたのに、散々『早く死ねよ』とか言ってたのに、なんです死んだら『可哀想』って思うんだろ。

私は悲しくないよ。因果報応。介護も必要ない。入院費も払わなくて済んだ。後ぐされもない。一番良い終わりで清々しているのに」

そう言うと、友人の目が一度おおきく揺れた。其から黙って私の体を抱きしめるとただ黙って背中を摩った。

「私はおかしい? 変って言われる? 今まで散々死ね死ね言ってて、いざ死んだら嘆く方が、余っ程無責任で残酷でおかしいと思うけど」

なんであんなに苦しめられて、毎日のように『早く死んでくれ』と言っていた人が、実際に死ぬと『可哀想』ってなるの?


分からないんだよね。

毎日『死ね』って言ってたじゃん。

電話に怯えていたじゃん。取り立てに怯える人の様に。


だから私は別に悲しくないし、介護する必要もないから、『あーやっと解放されたわ』ぐらいにしか思ってない。

旅行先で亡くなったらしいけど、遺骨とかも執着ない。


それでも、世間一般の人々は私を『異常』とか『おかしい』とか『サイコパス』って言うんかな?


そうやって手のひら返して、『死ね』やら『可哀想』やらくるくる言い換える方が、余っ程残酷で、異常で、頭おかしいと思うけど。


ああ、私の母なんですよ。そういう事するの。

それを言うと揉めるから言わないけど。


人の心理って本当に分からないな。


あぁ、感情はあるよ?

なかったら適応障害にもなってないし、

友人を『尊いもの』とも思わないし、

お気に入りとキャラが自爆しても泣かないし、

その創造者が『なんで一緒にいてあげられなかったんだろう……』という言葉に『ままじゃん……』

とも思わないでしょ?

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