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双龍伝説  作者: 空色 理
第四章 双龍の絆
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1.異変

 「漢文を書き下し文に――ああ…ダメだ!集中出来ない!」

 二十時。瑠璃は机に向かって国語の課題に取り組んでいた。元々勉強は苦手な訳ではないのだが、今は無音の部屋の中で課題に取り組んでいると、別のことがチラついて、気がつけば手が止まっている。「ハル兄……まだ寝てるのかな…」

 和成と陽翔を大学まで迎えに行った時、車の中で陽翔は眠っていた。家に着いても目を覚まさず、和成がおぶって部屋まで運んだ。頭痛以外にもどこか具合が悪いのかと思ったが、熱もないし、見た感じ、ただ眠っているだけに見えたので、とりあえずこのまま様子を見ようという話になったのだが……。

「さすがに寝すぎじゃない?やっぱり、具合が悪いんじゃ……」

 居ても立ってもいられず、瑠璃は陽翔の部屋に向かった。

「ハル兄?起きてる?」

 ノックをして声を掛ける。少し待ったが、返答はおろか、物音一つしなかった。

「まだ寝てるの?……入るよ…」

 ドアに鍵が掛かっていなかったので、ドアを開けてゆっくり入る。真っ暗な部屋の中、カーテンは閉め忘れて空いていたので、月明かりでかろうじて部屋の様子が分かった。ベッドに近づいてみると、陽翔は微動だにせず、寝息すら聞こえないほど静かに眠っていた。寝返りすら打っていないようで、仰向けの状態で、布団はしっかり掛かっている。窓は開けているとはいえ、最近は夜も寝苦しいのに、暑くないんだろうかと思ってみて、瑠璃はふと別のことが心配になった。

「まさか……死んでたり…しないよね……」

 瑠璃は慌てて陽翔に近寄ると、陽翔の胸に耳を押し当てた。

「……良かった…生きてる……」

 落ち着いた心音が聞こえ、安堵する。

「頭が痛かったんだし、寝不足だっただけだよね?」

 そうは言っても心配で、瑠璃は陽翔の胸に耳を当てたまま、しばし陽翔の顔を眺めた。

(何だろう……何か、忘れてる気がする……)

 頭の奥がモヤモヤする。何か大事な事が抜け落ちているような――

「……ん……」

 瑠璃が考えていると、陽翔が軽く身動ぎをしては、薄く目を開けた。

「ハル兄!」

 瑠璃がパッと起き上がって名を呼ぶと、「……え?……る…り…?」と、陽翔は寝惚けた声で言ってはゆっくり体を起こした。眠そうに目を擦りながら、瑠璃と目を合わせる。

「あれ?瑠璃。なんでここに……?てか、今何時?」

「今は夜の八時。ハル兄、ずっと寝てたんだよ」

「そう……」

「ハル兄。お腹空いてない?ご飯、温めてあげよっか?」

「うん……少し、空いてるかも…」

「じゃあ、温めてくる。ちょっと待ってて――え?」

 瑠璃が踵を返して部屋を出ようとすると、瑠璃の手を陽翔が掴んだ。瑠璃は驚いて、半身だけ陽翔を振り返った。

「どうしたの?」

「……もうちょっと、一緒に居て。ご飯なんか、後でいいから…」

「突然どうしたの?ハル兄……なんか、変だよ」

 普段と違う様子に瑠璃が困惑していると、陽翔は握った手に力を込めて引いた。

「うわっ!?」

 急な事に瑠璃は対応出来ずにバランスを崩して、背中から陽翔の方へ倒れ込む。そのまま陽翔は、瑠璃を引き寄せ、ベッドに押し倒す。

「は、ハル兄?ほんとに、どうしたの?」

 陽翔の目はどこか虚ろで、何も見えていないようにも見える。

「……ハル…兄…?」

 (まさか……!?)

 ――牛鬼。瑠璃がそう思った瞬間、陽翔は口の端を上げてニヤリと笑い、瑠璃の首に手を掛けた。

「ッ!またっ!?」

 研吾のときのように絞め殺すつもりだと思い、瑠璃は咄嗟に体を捻ろうとしたが――

「なん…でっ!?」

 まるで金縛りになったかのように、指先一つ動かせなかった。自分の自由になるのは……目だけ。視線をずらすことだけだ。

(苦しい…)

 徐々に首が締まって、息ができなくなる。

(ハル兄!目を覚ましてっ!)

 瑠璃に出来るのは、必死に訴えかけるだけだ。

「は…る……に…」

「…!!」

 瑠璃が呟くと、陽翔の動きが一瞬止まった。

「……俺のっ……瑠璃に!……なに……してんだよ!…ふざっっけんなっ!!」

 瞳に光が戻り、陽翔は額から汗を流しながら叫ぶように言っては、ゆっくりと瑠璃から手を離し、体を起こしていくが、陽翔の中の牛鬼も抵抗しているのか、また瑠璃に手を伸ばして掴みかかろうとしている。

「ハル兄…」

「瑠璃……父さんを…!」

「わ、わかった!」

 いつの間にか金縛りは解けていて、手足が動かせた。「ハル兄、ごめん!」瑠璃は一声かけては震える体をなんとか動かし、陽翔を張り飛ばして、部屋の外へ向かう。追いかけてくる陽翔を振り切り、部屋のドアを閉めて閉じ込める。

「と、父さん!父さんっ!!」

 ドアが開かないように体重をかけて押さえながら、瑠璃は階下の信行を呼ぶ。

「どうしたっ!?」

 すると信行はすぐに走り寄って来た。

「ハル兄が、牛鬼に!」

 瑠璃のその言葉で納得がいったようで、「瑠璃。俺がドアを押さえるから、なんか縛るもん持って来い!」と指示を出した。

「はい!」

 信行と代わって瑠璃は、家の中を探す。

「何か……」

 縛るものと言われて真っ先に浮かぶのはロープだが、そんなものは常備していない。何か、体を縛れるくらい長さがある物は――

「あ…シーツ!」

 瑠璃は自分の部屋まで駆け上がると、抽斗からシーツを引っ張り出す。

「父さんっ!これ!」

「おう!」

 そうしている間にも、ドアの向こうでは何かがぶつかったり落ちたりする音がしている。

(ハル兄……牛鬼に抗ってるんだ…)

 瑠璃は、操られながらも抵抗出来る陽翔の精神力に驚く。

「俺の合図で瑠璃がドアを開けろ。ドアが開いたと同時に俺がシーツで陽翔を拘束する」

「わかった!」

 二人は部屋の様子に聞き耳を立てながら、タイミングを計る。

「……音が止んだな……行ってみるか」

「うん……気をつけて」

「ああ。瑠璃は危ないから下がってろ」

「でも…」

「いいから!牛鬼は瑠璃を狙ってる。きっと、継承者を消すつもりなんだろう。だから、寄るな。わかったな?」

「……はい」

「よし。いち、にの、さんでドアを開けるぞ――いち……にの……さんっ!」

 信行の合図で瑠璃がドアを開けると、信行はシーツを持って部屋の中に駆け込んだ。途端に、陽翔が唸りながら、こちらへ走ってきた。

「大人しくしろ!」

 信行は陽翔が走ってくるのを利用し、陽翔の体にシーツを巻き付ける。陽翔も体の動きを止めようと抗っていたのもあって、陽翔の体の動きは鈍く、なんとか陽翔をシーツで縛る事が出来た。それでもなお、牛鬼は転がりながら拘束を解こうとしている。

「仕方ない。とりあえず、閉じ込めるぞ」

 陽翔の部屋の窓を閉めて鍵を掛け、部屋から出た。ドアの鍵はあるが、内側からしか開閉出来ないので、瑠璃がドアを押さえているうちに、信行が隣の瑠璃の部屋から三段のカラーボックスを引っ張ってくる。カラーボックスには普段、小説や漫画を入れて本棚として使っている。ほとんど隙間なく本を詰めてあるので、なかなかの重量がある。

「瑠璃。悪いけど、ちょっと借りるぞ」

「うん」

 カラーボックスをドアの前に置き、簡単には開かないようにする。

「ごめん。ハル兄……頑張って」

 瑠璃はなんだか申し訳なくなって、陽翔に声を掛ける。部屋の中からは相変わらず、ゴトゴトと陽翔が動く音がしている。

「――ああ。じゃあ、そういうことで……頼む」

 その間に、信行はどこかに電話を掛けていた。短い会話の末に通話を切って、額から流れる汗をシャツで拭った。

「はい、これ。――今の電話は?」

 瑠璃は信行にタオルを渡しながら訊いた。

「ありがとう。……今、和成に電話したんだ。こっちに来てくれることになった」

「じゃあ、ここでお祓いするの?」

「ああ。あんなに暴れるんじゃ、神社に連れて行くのは難しいだろう。今は陽翔が抵抗しているから、あれぐらいで済んでいるんだろうが、陽翔が精神を保てなくなったら、どうなるか分からない」

「そうだね……ハル兄、やっぱりすごいな」

 私なんかと違って…と瑠璃は思ったが、信行が「そうだな。さすがは継承者で、俺の子だ!」と誇らしげに言ったので、「いや、父さんはハル兄のこと、産んでないでしょ!」と思わずツッコんでしまう。すると、信行は豪快に笑った。

「ハハハ!確かに陽翔は、俺と明美が産んだんじゃないが、陽翔は俺が育てたんだから、陽翔がすごいのは、俺の育てが良かったってことにもなるだろ?」

「そんな…」

 おかしな理屈だとは思ったが、瑠璃も釣られて笑ってしまう。もしかしたら父は、瑠璃が何も出来ないと気落ちしかけたのを気遣ってくれたのかもしれないと瑠璃は思い、胸の奥が温かくなる心地がしていた。

「さてと。冗談はこれくらいにして、和成が来るまでにやれることをやるぞ!」

「やれること?」

「ああ。神棚のところに御札が何枚かあっただろ。あれを陽翔の部屋のドアに貼って、軽い結界にするんだ」

「わかった」

 神棚にあった札は五枚。瑠璃は陽翔の部屋のドアの中央に御札を一枚貼った。

「本当は窓にも貼れたら良いんだが……」

 信行はそこで言い淀む。一階ならまだしも、二階の窓には貼りに行けない。今のところ牛鬼は床を転げ回っているみたいだから、少しの間なら保つかもしれない。

「仕方ないよ。取り敢えず、叔父さんが来るまで持ちこたえないと…」

「そうだな」

 神社からこの家までは歩いて三十分はかかっていた。車だと十分くらいだろう。そう考えながら、瑠璃は陽翔の部屋を振り返る。相変わらず床を転げ回ったり、ドアにぶつかるような音が響いている。

(牛鬼って、あんまり頭良くないんだな…)

 それとも、陽翔が抵抗しているせいで本来の力が発揮できないのか……。

 自分だったら、大人しくして機会を待つか、開いている窓から出るところだけど…と思った瑠璃だったが、体を縛っているシーツを解けないところを見ると、あまり人間の力を超越した力は出ないようだとも思った。そんな状態で窓から落ちたら、陽翔が死んでしまう。陽翔から出ていかないということは、陽翔に使い道があるのだろうか?

(使い道?)

 瑠璃は自分で考えていて不安になった。牛鬼が陽翔を使う理由は何だろう?牛鬼からしたら、瑠璃はもちろんのこと、同じく継承者の陽翔だって邪魔なはず。なぜ瑠璃はすぐに殺そうとするのに、陽翔は殺さずに乗っ取ろうとしているのか……。

「…あ」

 ふと、信行が声を洩らす。それで瑠璃が信行を振り仰ぐと、信行は青い顔をしていた。

「信行さん?どうしたの?」

「……牛鬼騒ぎがあってから、念の為、家に神器を持って帰って来たろ?」

「あ!」

 研吾のお祓いをした後、いつどこに牛鬼が現れても倒せるように、神器を家に持ってきていたのだ。神器は取りあえず、それぞれの部屋で管理していた。瑠璃の部屋には蒼龍の扇が、そして陽翔の部屋には、紅龍の槍が置いてある。

「ま、まさか……槍を使おうとか、して…ないよね?」

 それなら、部屋の中を転げ回っている理由も説明がつく。槍を取ろうとして、それを陽翔の意思が邪魔をしているのだとしたら――人の心を惑わせることが出来るほど弁が立つ牛鬼だ。知性が無いわけがない。

「和成…まだか」

 信行が時計を見上げて焦った声を出す。こういう時に限って、時間は遅々として進まないように感じる。

「いっそのこと、蒼龍の扇を使ってみるか?」

「……え?」

 冗談でしょ?と返そうとした瑠璃は、信行の真剣な表情を見て、その言葉を飲み込んだ。

「蒼龍の扇の舞は不浄なものを浄化する力があるというからな。陽翔の中から追い出せるかもしれない」

 その縋るような顔に、瑠璃の心臓は激しく脈打った。

(私なんかに、出来るわけがない…)

 陽翔や母のように、真面目に信仰してきた訳じゃない。実際に龍神を見たわけでも、直接何かをしてもらったわけでもないのに、なにをそんなに熱心になっているのかと、小さい頃からどこか冷めていた。けれど、蒼龍の扇の継承者になるきっかけになった夢を見た時、初めて思った。龍神は実在するのかもしれない……と。そう思い始めたら、すごく恐ろしくなった。継承者になってからも、口では伝説や龍神信仰を馬鹿にしたようなことを言いながら、内心は恐ろしくて仕方がなく、定期的な参拝や神事などにも、不平は言いつつもしっかり参加した。それらをサボると、祟られてしまう気がしたからだ。

 

――姿は無くとも、私はいつも、貴女を見ています

 よ。――

 

 昔夢に現れた蒼龍は、瑠璃にそう言った。それはつまり、伝承を疎かにするなという警告だったのだと瑠璃は思っている。雨宮の家の者として牛鬼の封印を守ることは絶対であり、避けられない運命だと、そう念を押された心地がしたのだ。

「私に……出来ると思う?」

 不安で声が震える瑠璃に対し、信行は瑠璃の肩に手を乗せて、大きく頷いた。

「出来るさ!なんたって瑠璃は、蒼龍に選ばれた継承者なんだからな!」

 励ますつもりで言ったのだろうが、信行のその言葉は、瑠璃の心を更に抉った。

(父さんは、あの夢を見ていないから、そんなことが言えるんだ)

 あの、物凄い威圧感。とても夢とは思えないほどの、強烈な存在感を放つ龍の姿は、忘れたくても忘れられない。まさに神と呼ぶに相応しい存在だと思う。しかし、だからこそ、そのような高次の存在の力を写したという道具を、たかが十七の小娘が使えるとは到底信じられなかった。どう考えても、人の手に余る力だ。それは、龍の姿を見た人間にしか分からないだろう。

(もし、上手く使えなかったら……)

 父は、がっかりするだろうか?口では信仰心が無かったと言っていたけれど、牛鬼が実在すると知った今、双龍の力もまた、疑いようが無くなった。神器は確実に牛鬼に対抗できると誰もが思っている。そんな中、継承者の自分が使えなかったら、皆絶望するのではないか……父の落胆した表情は見たくない。それ以上に、陽翔を救えなかったらと思うと恐ろしくて、全て投げ出したくなってしまう。

「今は時間が惜しい。とにかくやってみよう。ドア越しで効くか分からないが…」

 そんな瑠璃の胸中を置き去りに、信行は瑠璃を急かす。

「わ、わかった…」

 答えて扇を取りに向かう間、瑠璃の足どりは、まるで海中を歩いている様に重かった。たかだか数十歩の距離が、何キロメートルも先であるかのように感じた。一歩進むごとに重さは増していく。なぜだか異様に喉が渇いた。全身から汗が伝うが、それはけして暑さのせいばかりではないのだろう。

 部屋に入ると、机の横に置いてある長方形の箱の蓋を開ける。中には畳まれた扇が一対入っている。震える手で取り出すと、その場で開いてみる。暗がりでは見えにくいが、紺に金や銀の筆で水流の様な模様が描かれている。扇の両端には、水晶のついた房飾りがついていた。

「……持ってきたよ」

 瑠璃は相変わらず震えの止まらない手に力を込めて、扇を落とさないようにする事に集中した。

「よし。落ちついて……祭の舞台だと思え」

「……うん」

(ハル兄を助けるんだ。出来る出来ないじゃない。やらないと!)

 瑠璃は自分に言い聞かせながら扇を構えたが、次の瞬間――

 

 ドンッ!!

 

 大きな物音が聞こえ、陽翔の部屋の中の物音が止んだ。

「まさか!」

 信行と瑠璃は顔を見合わせて、慌てて陽翔の部屋に入ったがしかし、そこには誰も居なかった。ただ、陽翔の体を縛っていたシーツだけが、抜け殻のように転がっている。

「父さん!槍がないっ!」

「クソッ!……窓から出たのか?」

 信行が窓の外を覗くと、ちょうど家の前に車が止まり、中から和成が慌てた様子で降りてきた。上を見上げ、信行と目が合った。

「兄さんっ!今、そこから陽翔が飛び出した!」

「どっち行った!?」

「向こうだ!商店街のほう!」

「分かった!今降りる!」

 信行は踵を返して「行くぞ」と瑠璃に声を掛けて、瑠璃と共に階段を駆け降りる。そうして外にいる和成と合流して、車で陽翔を追い掛けた。

(ハル兄…)

 夏にも関わらず、瑠璃は寒気で体が震えた。扇を握りしめる手の感覚すら危うい。

(私、怖いのかな…)

 怖がりである自覚はあったが、これ程とは思っていなかった。こんな状態で舞が舞えるとは、到底思えない。やっぱり、継承者なんて向いてない……そう思いながら、昔見た夢の蒼龍を思い出す。その鋭い瞳に、射貫かれているような錯覚を感じて、大きく頭を振った。

「瑠璃、大丈夫か?」

 車の外を睨んでいた信行が一瞬、瑠璃を振り返る。その気遣わしげな顔を見て、瑠璃は結局「大丈夫」と答えて笑顔を作った。それで信行は少しホッとしたようだ。

(こんな時まで、私って…)

 なんでこんなに素直じゃないんだろう?何も出来ないくせに強がってばかりで――。

 なぜ、牛鬼が陽翔を操ることにしたのか、なんとなく分かってきた。神器を使って暴れて、より人間に絶望感を与えて復讐したいのだろう。

(きっと私に神器は使えない……だから、先に殺そうとしたんだ…)

 これは、罰なのかもしれない。雨宮の家に生まれながら、伝説や信仰を馬鹿にしたことへの――。そうだとしたら、自分のせいで、この町はおろか国も滅ぶのかもしれない。

(ごめんなさい…)

 謝ってもどうにもならないが、そうせずにはいられなかった。

お読み頂きありがとうございました!

瑠璃と陽翔って、対極な二人だなぁと思いながら書いていました。これを読んでいる皆さんはどちらのタイプでしょうね。

さて、双龍は二人の力となってくれるのか?次回をお楽しみに!

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