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夢物語  作者: 餡茶ん豆腐
5/6

夢物語 1-5

その夜



お風呂で事件(?)があったが無事生還



トワ「フンフフーン、ではお休みなさいです〜」ペコリ



桜「はい、お休みなさい」ペコリ



梅「お休みなさい」ペコリ



トワは1階で、2人は2階で寝る



因みに2人は別々の部屋



〜〜桜の部屋〜〜



桜の寝巻きはメイド服模様のパジャマ



梅はスーツ模様である



違いがない?そういうことを言ってはいけない



梅「良い方だな」



桜「はい、お聞きしていた通りです」



梅「しかし残念だな桜さんよ」



桜「はい」



梅「風呂への突撃が失敗して」



桜「突撃ですか?いえ、私がしたのはどちらかといえば侵入なのですが・・・」



梅「ん?ふふ、これはいわゆる“流行語”ってやつだ」



桜「なるほど、梅は物知りですね」



梅「そうだろう?これから学んでいこう」



桜「はい」



※梅の趣味、最近の流行や流行語を調べる。ただし若干のズレあり



桜「しかし、事前にお聞きするべきでした」



梅「何がだ?」



桜「一緒に入ってよろしいか」



梅「いや、ああいうのは無許可でやるものだ。その方が喜ばれる」



桜「そうですね、三山さんもそうおっしゃってました」



梅「そうだろう?しかし私も行きたかった」



桜「すみません。梅は次ですよね?」



梅「あぁ、しっかり遂行してみせるぞ」



桜「応援してます」



応援するな。いや、そもそも侵入するな。奴は野郎だ



桜「しかし、なぜ失敗したのでしょう」



〜〜回想中〜〜



トワ「ふんふふ〜ん。メイドさん〜可愛い美人なメイドさん〜2っ人っと〜も〜最高デス〜(ないすぼで〜です)」



ふんふふ〜ん♪



※トワは風呂で歌うのが癖である



コンコン



トワ「何奴!?(聞かれた!?)」ビクッ



なぜかびっくりする



桜「ご主人様、桜です」



トワ「ぬ、なんでござんしょう?(聞かれてませんように・・・!)」



桜「入ってもよろしいですか?」



トワ「良いですよ〜(あっぶね〜)」



ガチャ・・・ スタスタ



トワ「どしたんすか?(歌か?)」



桜「いえ、少々用事が・・・」



トワ「おや、了解です〜(終わった。さらば、我が人生よ)」ザザー



体を流して浴槽に入る



トワ「ふ〜(最後の風呂だ、楽しもう)」チャポン



するする・・・



トワ(ん?布が擦れる音?)



スッスッ



トワ「ん?(ん?)」



思考が一瞬停止する



トワ(まさか脱いでる?いやそんなまさか。さすがに訊けんぞ?)



悶々とする



スルスル・・・



トワ(服を脱いでるとしたら・・・あのスタイルの全貌が・・・!

いかん、のぼせそうだ)



※欲に忠実な男である



ガチャ



トワ「ん?」



桜「ご主人様」



トワ「ンン!?!?!?」



一瞬で目を逸らす



一瞬見てしまったがな



トワ「ぬわにしてるんすか!?」



桜「お背中を流そうと・・・」



トワ「いやいやいや!なんで!?(これ現実か!?)」



桜「そういうものだと教わりまして・・・」



トワ「なんだって!?いやいやいや!んなことないから!

あかんて!やばいて!えぐいてぇ!(誰だよそんなこと教えたやつ!)」



トワ「いいですから!いいですから!大丈夫ですから!(鎮まれ〜!)」



桜「よろしいのですか?」



トワ「はい!大丈夫です!お願いします!(頼む頼む頼む頼む)」



桜「分かりました」ガチャ



撤収する桜



トワ「ぜー・・・ぜー・・・ぜー・・・ぜー・・・」



顔が真っ赤のトワ



トワ「・・・死ぬぅ」



〜〜回想終了〜〜



役得じゃねえか、おい



梅「いや、まだ早かったんだ。もっと関係を深めないと」



桜「なるほど、初日にすべきではありませんでしたね」



桜「しかし、これは本当に正しいのですか?」



梅「大丈夫だ。アポ無しで背中を流すイベントは親愛の証らしい。私も少し恥ずかしいが、トワ様の入浴中に凸れるよう頑張ろう」



桜「凸る、または突撃、というのですね」



梅「あぁ、凄いだろう?」



桜「はい、さすが梅です」



※この二人、スタッフより色々仕込まれており、それを な ん の 疑 念 な く 実行しようとしている。

というのも訳あって二人は対人経験があまりなく、それも身内である職場以外の人間と接するのが初である。そのため、距離感を掴みかねている。

そして度重なる審査の結果、翔和が引っ込み思案で且つ、割と器が広いのでイケイケドンドンの戦略となっている。

悪意はないが、これからも翔和は恐ろしいくらいハニートラップに遭う。

もう一度言おう。彼女らに悪意はない。その背後にいる者たちは別として


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