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生徒会

作者: みみうみお

 今日もまた私だけしかいない生徒会室。明後日には部活の予算委員会があるから、資料の最終確認に配布物の準備もあるのに、「今日生徒会室に集合ね」って言ってた本人がまたいない。なんなんだろ、どうせ忘れて帰っちゃってるんだろうな。「はぁ、私副会長なんですけど、しかも2年だよ? Vこんなんでうちの高校大丈夫なのかな? 」


 数ヶ月前。

「私が今回会長に立候補した小和田真澄こわだますみです。私は皆さんが快適な高校生活を過ごすことができるように、校則の服装の項目の改正を目指し、皆さんの意見を積極的に取り入れ、先生方ともよく話し合い。実現させることをお約束します。どうか、みなさんの清き一票で私を生徒会長にしてください。よろしくお願いします」

って言ってたよね? うわー、小和田先輩かっこいいって思って、この人についていきたい、一緒に何かなしとげたいって思って副会長になったのに。小和田先輩、いや会長、口ばっかじゃん!!! ダメだ私の癒し宗馬先輩に力をもらわないと今日の分の作業終わらない。

ガラっ。よかった今日も見える。

「はぁ、今日もかっこいいなぁ。」

生徒会に入ってよかったのは、弓道部の練習を見ることができることだけなんだから。この窓があるかないかじゃ、もう私の生徒会生活、いや高校生活の潤い方に影響がでるもんね。結局、私、伏見鏡子ふしみきょうこは、なぜかいつも会長の尻拭いをさせられています。洛西高校の2年生で生徒会副会長をしています。「だぁ、もう、ほ・ん・と・うに何をしているの会長は? どこにいったの? 」文句をいっても終わるわけじゃないから、とりあえず、これを職員室に持って行かなきゃ。

「失礼します。上月(こうづき)先生、各部活の予算案になるんですけど、ハンコ押してもらっていいですか。」

「おう、伏見、今日もお前か、頑張ってるな、来年は会長か?」

「そんなわけないじゃないですか、会長が集まるっていうから生徒会室に行ったのに、いないんですよ。」

「そうなのか?小和田は署名でも集めてるんじゃないのか?あいつがさぼるってことはないだろうからな」

 あーまただ、なんでか先生たちは小和田会長をまじめに活動してる評価するんだよね。なんでなんだろ、あれもこれも、やってるの私ですから、さっき先生も今日もお前か? って言ってたじゃん。

「おい、伏見!! おい、聞いてるのか?終わったぞ」

「あっはい。すみません」

「まったく、しっかりしてくれよ!」

「はい。ありがとうございました。」

はぁ、これ、本当は会長の仕事なのにな、しっかりしてくれよって、ちょっと考え事してただけじゃん。こんなに必死にやってる意味あるのかな?

ドンっ!

「ごっごめんなさい」

必死になって散らばった書類を拾い始めたら、

「こっちこそ、ごめんね」

って相手の人が謝ってきてくれた。

えっ?この声。

「今日も残ってるの? 生徒会の子だよね? 」

「はっはい!! 」

えっ? 私のこと知ってるの?

「いつも遅くまで電気ついてるからさ、気になってたんだ。頑張ってるね、お疲れ様」

「あっありがとうございますっ!! せっ先輩も!」

「ん?」

「先輩も、いつも遅くまで部活お疲れ様です。」

「ありがとう。お互い頑張ろうね、はいこれ、じゃあ部活にもどるから、またね」

「はい、また」

うそ、宗馬先輩と話しちゃった、というか、触れ合っちゃった。私のこと知ってくれてた。うん、頑張ろう!! 頑張れる!!



初めて書いた、小説(?)なのでまだまだ勉強が必要な部分が多いと思いますが、ひとまず、目標文字数をこえたので、作品として残したいと思います。


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