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敷かれた道を歩くのは疲れるね

作者: 雪


ふらふらと


一本の道を歩き続けている


顔に表情はない


ただひたすら歩いている


たまに道から逸れることもあるけれど


どうにかこうにか道に戻る


もう疲れたよ


それでも歩き続ける



~~~~~~~~~~~~~~~~



休んだら駄目だと思っていた


休んだら置いていかれると思っていた


休んだら忘れてしまうと思っていた


だから、休めずにいた


歩き続けて疲れた


疲れは心を蝕んでいった


何度道から逸れても


それでも目標があったから戻ることができた


歩き続けることが出来ていた


ふらふらと・・・バタリッ



~~~~~~~~~~~~~~~~



眩しい


目を開ける


「・・・。」


休んでしまった


置いていかれた


忘れてしまった



~~~~~~~~~~~~~~~~



顔には絶望したような表情


もう道を歩いてはいない


道の先が見えなくなった



~~~~~~~~~~~~~~~~



道の先が見えなくなった


後ろを振り返る


そして、歩き始めた




歩くたびに思い出す


目から汗が出てきた



~~~~~~~~~~~~~~~~~



誰かが言ったのを思い出す


道が無ければ作ればいい


自分の歩いた場所が道になると


再び後ろを振り返る


そこには、今まで歩いてきたはずの道はない


今からでも、遅くないだろうか・・・


顔には微かな笑み


歩き出す


今度は用意された道を歩いてはいない


今度は、自分で道を作ることにした


今度は、ふらふらとは歩いていない


しっかりと歩いていた






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