仕事
かなり空けたなぁ。どのくらいだろうか。分からん(殴
はいすみません。暇があってもBF4やったりマイクラやったりWoTやったりシャドバやったりで執筆していませんでした。ごめんね。
続きですよー。でも繋ぎ回ですー。もう少し、もう少しなんだ……っ!
翌日の事。上鈴は早く起きて顔を洗い、衣服を変え、食事を摂り、歯を磨いて、何時でも仕事が出来る状態で自室にて待機していた。暫くして廊下を摺り足で、上鈴の部屋へ近付く足音が聞こえる。足音は部屋の前で止まり、恐らく上鈴を指導する担当の使用人が、控目に声を掛ける。
使用人A「…上鈴さん、お仕事の時間です」
上鈴は襖を開け、部屋を出てすぐ其処にいる使用人に会う。
上鈴「はい」
上鈴の姿を確認した使用人は早速話し始める。
使用人A「…先ず、昨日はお見苦しい姿をお見せして申し訳ありません」
おや、と上鈴は思う。確か昨日会った中で何か失敗してたのは………。
と、此処まで考えて上鈴は気付いた。昨日聞耳を立てていた中々元気な三人の使用人の内の一人だ。上鈴はつい、…ああ。と漏らした。
使用人A「此れから仕事を共にこなす上で、互いの名を知らないのは良くないので、自己紹介をさせて頂きます。私は、女中の取り纏めをしております、梅と申します。此れから宜しく頼みますね」
上鈴「私は黄上鈴と申します。何かと拙い部分が多いと思いますが、何卒宜しくお願い致します」
互いに深く礼を交わす。
梅「…では最初は簡単なものからですね―――」
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梅「………凄いですね。この短時間で全てを正確に終わらせちゃうなんて…」
最初こそは道具の扱い方から担当の仕事を教えるまで全てを指導していたものの、一度教えれば全て飲み込み、最早まるで何年も此処で勤めてきたかのようにテキパキと仕事を終わらせてしまった。掃除、洗濯、見廻り、料理。この、大きく分けて、四つの仕事を六時間半で終わらせた。見回りに関してはどうしても時間が一定数掛かるが、屋敷はかなり大きい。敷地や建物の面積だけなら紅魔館以上ある。
上鈴「いえいえ、何も分からなかったのに、一から十まで教えてくれた梅さんのお蔭ですよ」
無論お世辞ではない。
因みに余談としては、上鈴がこなしたのは本来複数人体制でやるものばかりだ。其れを全て処理しきったのだから呆れても良いと思う。
ヨウカイノチカラッテスゲー
梅「…そうですね……。するべき仕事は全て終えましたし、自由にしてくれて構いませんよ」
と、仕事がもう無いようなので、上鈴はお言葉に甘えて部屋でゆっくり休む事にした。
上鈴「分かりました。では、ご指導有難う御座いました。お疲れ様でした」
梅「いえいえ、そっちもお疲れ様ね」
部屋へ戻る上鈴は、今日覚えた仕事を頭で何度も復習していた。