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東方幻想記[Or in the illusion she saw what]  作者: 蔡‐SAI‐
第一章 超古代編
2/12

襲撃。そして出逢い。

コメントありがとうございます!

第二話です!文量を増量しました!

まだまだ知らない所も多く、拙い文章ですが、頑張って執筆させて頂きます!


それでは、東方幻想記をお楽しみ下さい!

異変は、突然起こった。最初に犠牲となったのは―――。


―――D班―――


分隊指揮官(以降D1)「デルタ4、周囲は?」

偵察兵(以降D4)「周辺未だ異常なし。クリア」

D1「了解。各員、引き続き厳重警戒」

分隊各員「「「了解」」」


定期の異常確認を終え、周囲を警戒しつつも、若干の余裕が生まれている状態のD班。其れを狙う大きな影が複数。明らかに分隊員数より多いのが一目で判る。勿論、影が狙うのはD班員。影は今にも飛び出しそうな状態だ。


D1(…異常は未だ無し、か。移動だな)


D班が、隊長の指揮で進行方向に移動を開始した。―――此れが襲撃の決め手となった。


化物「■■■■■ーー!!」


音で表現出来ないような雄叫びと共に飛び出す影達。透かさず反応し、所持していた銃器等で応戦をするD班。二つの勢力がぶつかるが、D班の方が圧倒的に手数も攻撃力も無い。その為、均衡は保たれず、直ぐ様犠牲が出る。


D7「ガッ―――!?」


一番分隊の後方に居た隊員が犠牲になる。殺害した化物は、自分が仕留めた獲物だからか、肉を裂き、膓を引きずり出し、内臓から喰い散らかしていく。そして肉を喰い終わり、底に残った血液を、まるで喉が渇いた子供が飲物を口にするが如く、勢いよく飲む。仲間が食事にありつけたからなのか、我こそはと言わんばかりに更に勢いを増し、襲い掛かる化物。そして其れに怯みだす隊員達。もうこの時点で結末は決していた―――。


――――――――――――――――――――――


数分後。先程まで喧しい程に銃声や化物の雄叫びがしていた森は、静まりかえっていた。D班は残るD4のみ。今は、殺害された隊員達が貪り喰われている。D4は恐怖に怯え、正気を失いかけていた。其処へ近付く大きな影。D4は、最早笑うしかなかった。


D4「ぁ、ぁは。あはははははは―――」


そして、頭部へと容赦無く、化物の剛腕が降り下ろされる。


――――――――――――――――――――――


D班が襲われ、叫び声や銃声、雄叫び等に反応する影。此方は一人。音が聞こえた時に、音が聞こえる地点まで、急いで走っている。その影は、祈る様な調子で、こう呟く。


???「間に合って………!」


――――――――――――――――――――――


勿論、本隊やその他の部隊も直ぐ様気付いた。無線にて緊急連絡をし、直ぐにD班に異常発生した事が判明した。


永琳「どう?」

A「どうやら、D班に異常発生した模様です。如何致しますか?」

永琳「直ちに各班へ、此方へ集結するよう指令をお願い」

A「了解」

永琳「D班を捜索するわよ」


探索隊は、探索を中止。総員集結の指令が下った。


――――――――――――――――――――――


そして、先程の森を駆ける影は、数分で現場に着いた。そして其処に広がる屍体と、其れが食い散らかされ、肉体というより、一部肉片が飛び散っている状態を、その影は目にした。


???「……ごめんなさい…。また、守れなかった……」


――――――――――――――――――――――


更に一刻経った頃。その影は、未だ現場に居た。全身が血濡れになりながらも、可能な限り屍体を集め、地面に掘った穴に埋めていた。墓を建てていたのだ。墓を建てる、そんな影は、泣いていた。まるで家族が他界してしまった時のように。


―――カサッ、カサッ。


そして、その現場に近付く多くの影。此方は探索をしていた部隊総員だった。夥しい血痕と、噎せ返るような血の匂いを確認し、吐く者や、目を逸らす者が居た。そうでない兵士は、現場のほぼ中心にいる何かを確認した。そして、直ぐ様取り囲む。その何かは、人の姿をしていたが、全身が血塗られていた。取り囲まれても反応を示さない。


B「―――動くな」


取り囲まれても反応が無かった何かは、漸く気付いたのか、ゆっくりと顔を上げる。そして、その顔を見た兵士は、動揺した。―――其処にあった顔は、血濡れで、泣き腫らし、助けを乞う、余りに弱々しすぎる女性の顔だった。

…んー。… … … ま た 駄 文 じ ゃ ね ー か … !

漸く主人公が登場したと言える回になりました!一応も一話目から居はしたんですが、まぁ、影だけっていうね。

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