第7話
1.学園対抗戦にて個人の武器の持ち込み、使用を許可する。ただし、試合 の開始直前の控え時間まで神澪祭の運営委員会があずかることになってお ります。
2.参加人数を去年の20人から30人に変更。なお、実際に試合に参加で きる人数は去年と変わらず20人で、残りの10人は補欠という形になり ます。人数の配分は各学園に決定してもよい。
3.試合のフィールドなどの一部分を変更。
4.両チーム合わせて残り10人以下となった場合は、一時的に時間を設 け、その後特設フィールドにてバトルの再開。
5.各学園は学園対抗戦に参加する生徒の能力の情報を一部公開すること。 なお、公開された情報を変更しないかぎり新たな能力などの使用を禁ず る。運営委員側が発見した場合はその選手はリタイアとなるのでくれぐれ もご注意を。
そして、最後の一文にはこう書かれていた―――――以上の5つはすでに決定事項のため変更・改定の申請は一切行っていません。
どうやら他の学園との長い交渉を経て、やっと今の結果に至ったのでよほどのことがない限りは変更や改定は行わないだろう。
変更するにしても時間が足りないのもあるのかもしれない。
「とはいえ、結構かわったな」
「~ん、確かにな」
「そういえば、去年は圧倒的だったよね。さすがにこれくらいしないと神澪祭の本来の目的にそぐわないっていわれたんじゃない」
三人一緒になってなにか深いわけがあるのかと頭の抱えて、考えてしまっていた。
「でも、椎名さんは生徒会長になってるからもうあんなことは起こらないのにどうして変更する必要あるのかな~」
ぼそりと拓也がつぶやいた。
「さすがに同じ能力をもっている人がいるとはおもえないからな・・・・・・」
眠くてたまらないこの頃です。




