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双極のレクトル 〜神書の使い手〜  作者: 無刀 神情
第二章 始まりの予感
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第5話

分からない時はどうぞこちらの活動報告にのせてあります。人物紹介&世界観を参考にしてみてください。↓

http://syosetu.com/userblogmanage/view/blogkey/1205815/


また、質問があればどうぞ気軽に感想やコメントの方でなんなりと。

制服から学校指定の運動着に着替えて、グラウンドにでた。


みんなが徐々に集まり始めていると、教員の転送ルームから1人の女性がやってくるのがみえた。


おそらく実技の担当の教師だろう。


そして集まっているみんなの前まできて、こちらを向いた。


「この学年の実技担当になった影島 水樹だ。よろしく」


軽い挨拶をおえ、本題の授業に入った。


「もう2年だから分かっているとは思うが、注意事項を確認するぞ」



1、校内での能力の使用は実技の授業以外では基本禁止。ただし、学校側の許可を得た場合はよしとする。


2、実技の授業のみ、自らの操るものの武器を持ち込みを許可する。それ以外の時は学校側に預けておくこと。


3、相手に決闘を申し込む際は、担当教員の許可を得て、担当教員が審判をすること。



「以上だ。次に能力の説明に入るぞ」



新書の能力は《個人の強さ》と能力自体の《希少価値》によってランクづけされている。



また、ランクは1〜10の10段階に分けられる。


普通の人間ならば、能力の種類など問わず、Level7までは努力を重ねれば到達することは可能だ。



ただし、Level7以降はほとんど《希少価値》によって決められている。


少し珍しい能力などはLevel8に分類される。例えば、光を曲げることが出来る能力はそれに該当する。


Level8くらいなら、この学年や別の学年に数人いるから分かるはずだ。


次にLevel9だが、これは世界にたった30人しか存在しない事が、判明している。


また、Level9は能力の《希少価値》だけでなく、能力の強さも桁違いである。


「せ、せんせい」


先生がここまで説明したところで、1人の女子が手を挙げた。


「なんだ、いってみろ」


その女子はおどおどして、ちょっと躊躇ってあと、勇気を出していった。


「牧田 真穂です。このクラスで、白鳥さんがLevel9だと聞いたのですが」



「そういえば」


そういって先生は少し考えるふりをして思い出したようにいった。


「職員室で今年の転入生について話題になったな。ちょうどいい、ついでに白鳥に出てもらって少し説明してもらおうか」


そういって、先生は白鳥を呼ぶ。


「はい」


げっ、またあいつか。

にしてもLevel9だったとは、あの時に能力を使われずに済んでよかった。


使われてたら、もうここにいないな。


「おい、誠一聞いたか。流石学園長の1人娘だけはあるな」


「そうだな」


「なんでも、もうすでに学校中に男女問わずファンがたくさんいるらしいぞ」


「あの暴力女が」

「ん、なにをいってるんだ。白鳥さんは女神のようなお方だぞ」


「女神ねぇ」


とてもそう思えない。


「はい、静かに。さっきの話に戻るが、Level9の能力は自然の力を操るものが多い。例えば、熱量を操る東北の千田がそうだ」

そういって、先生はスクリーンに世界地図を出した。


「それでだ、Level9は世界に30人いるわけだが、分布はこうなっている。みれば分かるが日本に6人いるが、ほかの地域にもたくさんいる」


先生はそういって、一息つく。


「特に私たちが住んでいる日本は5分の1がいる。これが日本が最もはやく復興した理由の一つでもある」


いい終えると、今度は白鳥の方を向いた。


「さて、私がずっと話しておくのもなんだし。そろそろ白鳥にすこし話してもらおう」


先生は白鳥に合図をする。

「悪いが白鳥、能力とその説明をすこしだけでいいからみんなに見せてやれ」


基本、どんな場であれど自分の能力とその使い方を知られるのは致命的だ。


なぜなら、それは弱点を相手に教えるのにほかならないからだ。


多分クラスの大半は誰がどんな能力を持っているかすら、分かっていないはずだ。



「分かりました。私の教えられる範囲で、なんとか説明してみます」


少し書くつもりがきりがいいところが見つからなくて長々となってしまいました。


今日はまた気分がのればもう1本くらいは書きたいです。

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