表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夢物語

夢 -泣きー

作者: 仲島香保里

夜も更けた 星も満ちた

月は欠けた 時は満ちた


泣けど笑えど 未来(さき)は変わらぬ

泪に(たか)る 鬼の情

泪流せば 嗤いを誘う

嗤いに耐え 嘲りに耐う

耐えども耐えども 時過ぎぬ


泣き声響く 夜は蠢く

泣き面を見て 鬼は楽しむ

鬼の目は 無邪気に光る

泪光る目は 光を見ない


泪は 枯れることはなく

泣けども啼けども 終わりなく

泪は鬼の 餌となり

泪の数ほど 鬼は生く


それらは 夜目覚む

枕を手放すことなかれ

枕から出て 遊び出す


恐怖も悪夢も 許される

夜に輝く 夢語り



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ