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『人妻と猫』について
実は、これについても僕には原風景があります。いしかわじゅんのエッセイ漫画『フロムK』に掲載されていた話の一つに火浦功のことがあります。
いしかわじゅんが火浦功のSF小説の挿絵を描くことになって、内容が分からないと絵が描けないといういしかわじゅんに、火浦功は『人妻と猫の話』と答えたというのです。
SFで「人妻と猫」ですよ?
考えられないじゃないですか!
でも、この有り得ないシチュエーションに、僕はずーっと惹かれていたんです。憧れていたんです。それでチャットだったかツイッターだったか、たぶん両方だと思いますが、ついそのフレーズを連呼してしまったという訳なのです。