最後の扉◇アインシュタイン・エレベータ
この扉は「お帰りモード」で、アインシュタイン・エレベータにも夜の帳が降りてきます。マーサもドドさんも帰り支度をして、乗り込んできた時と同じく光があふれているワームチューブ・エレベータへと歩み始めます。さすがにここの描写だけは切り替えました。やはり「〆」の雰囲気を出さなければいけないでしょう。
ここは、描写よりもセリフが重要なのですが、これは『裏設定』でのことなので、今は明かす訳にいきません。ご了承をお願いいたします。
このエピローグを執筆した時点で残りの文字数が一文字か二文字という有様。誤字訂正があるとすると、言い換えや漢字に変換とかに手間暇を費やされました。今だから言いますが、この作業では漁夫の利的な知恵を授かりました。それは、言い換え辞典や類義語辞典を多用しつつネットをググりましたので、そのお陰で多少は「言い回しの語彙」が増えたような気がしています。
これにて、何処から来たかよく分からないマーサとドドさんが、五つのアインシュタイン・エレベータに行って、やたらとお節介なことをして、何処かよく分からない所へと還っていくという一連の物語が終演した、ということなのです。