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統合軍参謀1

ようやく本編

 参謀の仕事内容について前回解説しましたが、今回統合軍参謀特有の仕事内容について解説します。

 アメリカ軍の場合、統合軍は陸海空軍海兵隊を統合指揮しています。

 統合軍参謀の仕事内容も当然、その4軍を跨ぐことになります。というよりは、その4軍種間の調整が一番の仕事になります。


 例えば日本にいるアメリカ第7艦隊はアメリカ海軍太平洋艦隊の指揮下にいますが、指揮命令はインド太平洋軍司令官から直接受けます。この指揮命令はインド太平洋軍司令部から、でも所属は太平洋艦隊というのは、軍政と軍令の分離をしているためなのですが、これを一言で説明するのは無理なので、機会があれば説明します。アメリカ軍は、統合軍を運用するために、この軍政と軍令の分離を徹底しており、これが他国の軍隊にはない特徴です。


 参謀という観点で見ますと、第7艦隊にも参謀はいますし、太平洋艦隊にも参謀はいますが、いずれも指揮下には基本海軍しかいません。


 ところが、インド太平洋軍司令部の下には、第7艦隊のほかに日本にいる部隊だけでも第3海兵遠征軍や、第5空軍なども配備されています。それどころか、管轄範囲も太平洋のほぼ全域からインド洋と非常に広範囲ですので、それだけ広範囲にいる4軍種を一気に引き受けています。この、自分の所属している軍種だけでなく、ほかの軍種についても精通していなければならないというのが、普通の参謀ではなく統合軍参謀の特殊なところです。

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