15話:ハイエースでドライブ旅行
冬には、雪をかぶった富士山を見ながら、厚木、小田原から真鶴を抜けて熱海へ行き、温泉ホテルに宿泊して、ゆっくりと温泉につかり、泊まり、途中、小田原で干物を購入して、自宅へ帰ってきた。そんな1年を過ごして1985年があけた。長女の早苗は、音楽が好きで、父にラジオカセットを買ってもらって、主に洋楽の曲を好んで聴いて、たまに、両親と祖父母の前で歌って見せた。
そんな感じで、ちょっとおませな、女の子に育っていった。祖父が、早苗にハーモニカを吹いて聞かせて、教えると、直ぐに覚えて、数曲をハーモニカで演奏できるようになった。また、絵を描く事も好きで、早苗専用の絵描き帳をかってやると、旅行に行くたびに、絵を描いてくれ、自宅のリビングや祖父母のリビングにも絵を張り出すと、早苗が、その絵の解説をしてくれた。
そんな事で、1986年があけた。今年、4月に、早苗が小学校に入学するので、赤い運動靴をランドセルを両親が買い与えた。祖父母は、新しい絵の具を買ってやると大喜びして、早速、絵の具で絵を描いて見せた。やがて4月になり小学校へ、最初は、母と別れるのが辛くて泣いていたが、そのうち、一生の登校する、おねんさん達と仲良くなり、喜んで登校するようになった。
今年の夏休みに、清里から奥蓼科に宿泊して、女神湖、白樺湖や八ヶ岳山麓を散策した。山道を下り諏訪へ行った。 諏訪大社の上社前宮と上社本宮を散策すると大きな御柱が立っていて、山そのものが神様と聞いて驚かされた。また、本宮に土俵があり、入り口に力士像が建っていたので、多くの写真を撮った。その後、諏訪湖の反対側の下社春宮と秋宮を散策した。
その後、諏訪湖半のホテルに泊まり、翌日の早朝に諏訪湖半を祖父母と両親と子供達7にんで散策してきた。その後、朝食をとって、ホテルをチェックアウトして、岡谷やまびこ公園を散策して、景色を眺めて多くの写真を撮った。11時頃に出発して、中央高速に乗り、途中、大きなパーキングエリアで昼食をとって、国立に15時前に帰って来た。すると、早苗が写真を貸してと言った。
そしてみんなが、家に帰った。翌日から早苗が、写真とにらめっこしながら、絵の具で画用紙に絵を描き始めた。1枚目が八ヶ岳で、2日書き上げて、祖父母の家に持って行くと、リビングに貼ってくれた。2枚目が諏訪湖、3枚目が諏訪大社と合計3枚の絵を描いてくれた。諏訪大社の絵を自宅のリビングに貼り、諏訪湖の絵を自分の部屋の壁に貼って、
眺めていた。
涼しくなり、秋に箱根に紅葉を見に行った。鮮やかな紅葉の紅色に、早苗が感動した。そして箱根、仙石原のすすき野、箱根神社、関所など名所を巡ってきた。帰って来た、翌週、早速、早苗が紅葉とすすき野の絵を描いてくれた。そして、すすき野の絵を祖父母の家のリビングに、箱根の紅葉を自宅のリビングに貼って、ご満悦だった。やがて、冬が来て、1987年があけ4月から長女の早苗が小学校に通い始めた。




