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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

増税!天一!仕事!ボックス周回!……みんな合わせて、"10月1日"!!

 いい加減にしろッ!!





 こんな悲喜こもごもに善悪相殺(ぜんあくそうさい)、つれづれなるままに豪華絢爛、四季折々によりどりみどりなイベントが一気に押し寄せてる状態で、それらのテーマを一つにまとめた短編なんて書けるわけないだろ、このタコッ!!


 せめて、いくつかはすっぱり断捨離だんしゃりしたらどうなんだ!?


 特に消費税と仕事!


 天一は、こってりドロッドロ☆スープが疲れた心身に染み渡るため続投。免税。特権階級!


 ボックス周回は、ここに来て出現した星四素材フォウ君の回収作業が残っているから、意地でも投げ出さない!(さっさと、ホットドッグとハンバーガーをよこせ!)





 ♪ハァ〜!ここは東京、いいところ〜!(地方↑在住↓!)


 一度はおいでよ、エラサッサ!


 ここは 東京!セッ○ス そして シティー!


 ここは 東京!セッ○ス そして……


 シ〜ティ〜!!♪












 ……という訳でこの際オマイラも、金とか買い物だけじゃなくて、『9月30日』以前のしがらみや因縁、悪縁といった人間関係のトラブルもひっくるめて、この本格的バトルゲーム:『極限代理戦争 オロチ』をプレイしてすっぱり断捨離しちまえよ、コラッ♡(パンッ、パンッ!)













 〜〜二人用対戦ゲーム:『極限代理戦争 オロチ』〜〜





 【概要】


 ――神と魔、光と闇、チョコ◯ニッシュとコーヒー◯ニッシュ……。



 天地開闢以来、次元を越えて幾度も数多の世界で形を変えながら、これらの勢力が入り交じる熾烈な闘争が繰り広げられ続けてきた。


 今回、そのような修羅の港の舞台として選ばれたのは――貧困無双世界:"ゾウゼイキングダム"。


 力が全てのこの世界で、神魔あらゆる種族が入り交じる凄惨な戦いの火蓋が切って落とされる!!――存分にやり合え!!ファイッ!




 

 【このゲームをプレイするにあたって】


 本作は二人のプレイヤーが、それぞれの勢力を指揮する首領となり、相手の勢力に勝利する事を目的としたゲームです。


 一つは、ゲームの舞台となる異世界:"ゾウゼイキングダム"を武力制圧している山賊集団:”殺助(ころすけ)”と、もう一つは、全ての存在を喰らい尽くすために数多の世界を蹂躙してきた狂気の軍勢:”ベヒモスコング”であり、両プレイヤーは互いの勢力を駆使しながら、相手陣営の領土や資源を略奪したり、ユニットを撃破しながら、勝利を目指していきます。



 このゲームは、お友達同士はもちろんですが、


・犬猿の仲であり、長年の因縁に終止符を打ちたいと思っている宿敵の二人。


・凌辱に見せかけた純愛から始まった関係だけど、そろそろ新しい関係に進みたいから互いの本気の想いをぶつけあいたい!と感じている恋仲日和なカップル。


・ここ最近ゴルフにしろ麻雀にしろ、接待プレイばかりでストレスがたまりまくっているため、このゲームを通じて息子さん相手にそろそろ爽快な気分を味わいたいお父さん。



 など、様々な関係の人達に楽しんで頂けること請け合いです!


 それでは、さっそく〜……レッツ、恩讐(おんしゅう)の彼方!!





 【"殺助(ころすけ)"陣営】


 地球から転移してきた現代人の山賊:黒城(くろき) 元親(もとちか)を首領にした多民族混成の山賊集団。


 当初はこの世界にとって余所者である元親と、社会に居場所がないスラム街の孤児達の寄せ集めであったため、迫害の対象であったのだが、元親の類いまれなる武力と山賊らしからぬ"BE-POP"からほど遠い残忍性、そして、それらを用いた圧倒的なカリスマによって部下達をまとめあげ、この"ゾウゼイキングダム"の重要拠点である【どら焼き工場】を武力制圧するに至った。


 現在は、どら焼きだけでなく周辺地域から膨大な量のおやつを徴収しながら、この世界を完全に支配しようと目論んでいる。





 『黒城(くろき) 元親(もとちか)


 山賊集団:殺助(ころすけ)の首領である陰気な青年。


 モンゴル人の父と鎌倉武士の血を引く母の間に生まれたためか、身体能力が非常に高く、また騎乗スキルや母直伝の”義経(ぎけい)流”と呼ばれる流派の剣術を用いる。


 また、目的のためには部下も平気で使い潰す策を実行するなど、”BE-POP”を旨とするはずの山賊らしからぬ非情な選択も実行する事から、数ある山賊の中でも異質な存在として、敵味方を問わず人々から畏れられている。


 口数が少なくあまり感情を見せないうえに、上記のような冷徹な判断や、新時代を切り開くべき”山賊”という存在でありながら、人々に重税を課し希望を徴収する役人じみた統治方法から、多くの者達に『山賊にあるまじき外道』として蛇蝎の如く忌み嫌われ憎まれているものの、味方からは内から溢れ出る蠱惑的なカリスマ性と圧倒的な実力によって強く慕われている。


 現在は、この”ゾウゼイキングダム”で築き上げた自身の勢力を率いて故郷に帰還し、圧倒的な武力と組織力で捲土重来することを目論んでいる。


 そのために、この世界で集めた莫大な量の”どら焼き”・”プリン”・”ヨーグルト”・”ドーナツ”・”すこんぶ”を、地球に帰還するためのエネルギーに変換するための技術開発に取り組んでいる。


 自分よりも後からこの世界に来た後発勢力:”ベヒモスコング”の事は、己の覇道を妨げる障害として激しく敵視しているが、一方で彼らの凶暴さをアピールする事によって、それらに対抗している自分達”殺助(ころすけ)”の影響力をこの世界でより強くすることが出来る、と画策している。


 愛用する武器は、”慟哭”の廃滅属性を帯びた禍々しい雷の形状をした神滅魔導具:『憎悪をヘイト・撒き散らす者ディザスター』。




 『アーチャー・ランク』


 傲岸不遜な態度が目立つ、"殺助(ころすけ)"陣営の副首領を務める金髪のイケメン。


 銃器の扱いに長けており、圧倒的な火力と精度で敵を殲滅する。


 その正体は、戦国時代のラスボス的存在ともいえる『織田 信長』の魂を持った転生者。


 史実通り、”第六天魔王”としての権能は明智 光秀に回収されたため、それを行使する事は出来ないが、如何なる因果で入手したのか、日本史上最凶最悪と称された検非違使けびいし:『黎明殿(れいめいでん) 有稜(あるかど)』が用いていた”侵食”の権能を限定的ながら、銃弾に込めて使用する事が可能である。


 もっとも、この力の入手はアーチャーにとって不本意なものだったらしく、古きものを片っ端から壊してきた織田 信長の魂を持つ彼としては、”検非違使けびいし”という古来より日本を支配してきた存在の力を使う事に難色を示しながらも、戦闘には有効であるとして合理的判断のもと使用している。


 彼にとって目下の目標は、有稜(あるかど)の”侵食”の権能に代わる新たな強き能力の入手である。


 また、前世で酒は苦手だったものの甘い菓子などが好物であったこともあってか、この世界の膨大なおやつを自身の世界に帰還するための燃料程度として扱う元親のやり方に反発しており、また、家族や部下から数多く下剋上されかけた経験からも、"殺助(ころすけ)"陣営の副首領でありながら、今度は自分がトップである元親相手に下剋上を起こしてみようか……と、水面下で画策している。


 愛用する武器は、”追跡”の廃滅属性を帯びたライフル型の神滅魔導具:『ギフハブ・バルバトス』。



 『イノリ・フォン・バウムクーヘン』


 この”ゾウゼイキングダム”において、山賊達とは違う意味で圧倒的な影響力を持つ大財閥:『バウムクーヘン』の跡取りである少女にして、”殺助”の遊撃隊長。


 気弱そうに思える言動が特徴的な彼女だが、戦闘に際しては愛用の槍を携えながら、鍛錬の末に身に着けた一族秘伝の”経済支配流槍術”を用いて、華麗に舞うように戦う。


 また、儚げな雰囲気とは裏腹に、『特権階級たる者であろうと、成果は自身の働きによってをつかむべし』という信念を内心に秘めており、その事を証明するかのように財閥令嬢でありながら、自身の力で山賊集団である”殺助”内で目覚ましい活躍を遂げていることからも、芯の強さがうかがえる。


 以前から、自分達は労せずして人々から搾取だけしていく一族のやり方を問題視していたイノリだったが、それを好ましく思わないバウムクーヘン財閥の当主によって、昨今急激に勢力を拡大している”殺助”へと財閥からの親善要員として送り出された。


 ……のだが、実はイノリは財閥の当主から『この世界のパワーバランスを崩しかねない”殺助”の首領である元親を、隙あらば暗殺せよ』という使命を受けており、そのための刺客として送り込まれたのである。


 しかし、冷酷な判断ながらも着実に自身の力で成果を上げていく元親のやり方に共感し、また、時折見せる単なる野心だけではない確かな望郷の念を感じさせる元親の数少ない人間的な部分に、いつしか心惹かれるようになり、そんな自身の感情に対して戸惑いを見せるようになっていく……。


 愛用する武器は、”格差”の廃滅属性を帯びた聖槍型の神滅魔導具:『ロスト・ジェネレーション』。



 『ムシバミ・B・ウィルス』


 ”ゾウゼイキングダム”において、革新的ともいえる技術を次々と開発する天才科学者の男性。


 『この世界から虫歯による悲劇をなくす』という理想に燃えており、過剰なまでのおやつ産業を社会に蔓延させたバウムクーヘン財閥に対して、自作のウォリアーロイド部隊で急襲を仕掛けたり、『虫歯を根絶するため』という名目のもと、非道な人体実験を繰り返していた危険思想の持ち主。


 以上の事からこの世界の司法当局の手によって処刑されかかっていたが、たまたま暴動を起こしていた”殺助”によって九死に一生を得ることとなり、人体実験の材料において『貧相な者達など、サンプルとして役に立たない』という理由でスラム街の孤児やホームレスには全く手につけていなかった事から、元親によって”殺助”の技術開発顧問に迎えられた経緯を持つ。


 膨大なおやつを、世界間を渡るためのエネルギーに転換する装置:『パンチラ☆ドロップ!』を開発したのも彼である。


 しかし、上記の通り到底人道的ともいえない人物であるため、『それが有効であるなら』仲間を手にかけたり、最悪裏切る可能性もあるのがこのムシバミという男である。


 そのため、目的のためならば大抵の事は気にしない元親と違い、織田 信長としての前世の記憶を持つアーチャーは、ムシバミが持つ発明力や虫歯予防の知識を重視しながらも、彼に対して常に警戒の目を光らせている。


 愛用する武器は、”耽溺”の廃滅属性を帯びた歯ブラシ型の神滅魔導具:『賢者の杖』。



 『(スリー)70(ハンドレッド)(セブンティー)マン』


 巨大な硬貨が人型に集まった姿をしたウォリアーロイド。


 ”殺助”の技術顧問であるムシバミ・B・ウィルスによって、作り出された。


 頭部と左右の拳が百円玉、それ以外の身体の部位は十円玉によって出来ているのが特徴的である。


 得意技は百円ナックル。ていてい、てていて~い!!(←掛け声)


 喫茶店で、コーヒー代がこの値段だったときは、君も机の上でコイツを再現してみよう!


 愛用する武器は、”虚栄”の廃滅属性を帯びた霧吹き型の神滅魔導具:『ツヤ出しワックス』。








 【"ベヒモスコング"陣営】


 数多の世界を渡り歩き、壊滅させてきた狂気に満ちた軍勢――それがこの”ベヒモスコング”である。


 この群れを率いるのは、『モミヤ・スヴェイン』なる存在であり、かつては元親と同じような”山賊”であった。


 一般的に”山賊”という存在は、



・大事な家族・友人といった周囲の”縄張り”を守り抜くという誓い。


・凌辱的な純愛劇を繰り広げたい、などという理性や理屈では制御出来ない研ぎ澄まされた熱き”衝動”の塊。


・新たな時代を切り開く事を夢見る”BE-POP”な意思の力。



 これらの要素を持っており、彼らは略奪行為によって新たな時代を切り開くだけの力を蓄え、それ以降の世界の発展と平定を人々に託す存在とされている。


 だが、モミヤ・スヴェインという青年山賊が生まれた世界は荒廃がかなり深刻であり、終末を迎えようとしていた故郷を目の当たりにしたモミヤは”山賊”という存在でありながら、



 『為政者共は、この世界を破滅に向かわせた元凶』


 『大衆は、そんな奴等を称賛する馬鹿や流されるままの木偶、批判したところで何も変える力を持たない無能の集まり』



 と、人々に絶望することとなった。


 その結果、彼は『真に価値がある存在は、このような状況を切り開くことが出来る”山賊”のみ』という思想に傾倒していき、自分達山賊以外のあらゆる存在を敵視し、全てを奪い尽くす暴虐の化身と化した。


 だが、例え新時代を切り開こうとも、山賊に出来るのは”略奪”のみであるため、何かを生み出す者や安定した環境を整える者が途絶えた世界ではモミヤ達の軍勢は餓死を迎えるのみである。


 かつて目指した崇高な理念とは程遠い現実と、”このまま餓えながら、惨めに死にたくない”という一念の強さから、モミヤ達は意思の力のみで次元の壁を突破し、数多の世界で略奪を繰り広げるようになった。


 『真に価値がある存在は、このような状況を切り開くことが出来る”山賊”のみ』という理を掲げるモミヤの軍勢による侵略に晒された世界は、その理のもと復興することすら出来ずに、どれだけ深刻な被害が出てもただ黙って滅びるか、”ベヒモスコング”の戦列に加わり、侵略行為に加担して生き残るかの選択しか許されない。


 まさに、死の戦禍と理不尽な悲劇を撒き散らすその在り方は、”山賊”ともいえぬ邪知暴虐の獣の群れ以外の何物でもなかった……。





 ――山賊としての”BE-POP”なる矜持すら忘れ、人々の価値を見捨て、数多の世界の可能性を食いつぶしてきた原罪の獣:『ベヒモスコング』。





 彼らの蹂躙の爪牙が、今まさに次元を超えた”ゾウゼイキングダム”に迫ろうとしていた――。





 『モミヤ・スヴェイン』


 邪知暴虐の獣と化した山賊達を率いる、獣耳を生やした青年の姿をした存在。


 ただ、自分達の飢えを満たすために数多の世界を滅亡させるほどの略奪を繰り返し、飢えが抑えられた僅かな瞬間のみに『やはり、”山賊”こそがあらゆる者達の頂点に立つべき存在である』と、確信の笑みを深める狂気に満ちた人物。


 だが、その思考回路が常軌を逸していても、実力はまさに規格外であり、全てを喰らい尽くす”暴食”の権能や、自身の表面から漏れ出た瘴気をもとに人間以外の生物やエネルギーと結びつき、強大な魔獣達を生み出す能力を持つ。


 これまで膨大な量の生命をその身に取り込んできたが、その中でもある世界線で出会い喰らった『明治維新の際に、弾圧を受けた陰陽師』の青年の影響を強く受けており、彼が憎む”明治維新以降の社会構造とそこで生きる人々”に近い世界に次元移動する傾向がある。(無論、例外もある)


 率いている部下を喰らう事で飢えを満たしたり傷を急速に癒したりする事も出来るはずだが、どれだけ苦戦しようとも現在に至るまでそれを全く行ったことはない。


 その理由として、『森の隠者:ヘンゼル』、『まつろわぬ国津神:一言主』、『唯物史観の継承者:ウラジオストク』といった自身の世界や仲間達を護るために最後まで”ベヒモスコング”の軍勢と死闘を繰り広げ、モミヤに取り込まれた後も彼に抗い続けている彼ら九名の強大な戦士達の意思の影響だとも、モミヤに残った僅かな理性ないし良心の賜物ではないか?など様々な憶測が飛び交っているが、今のところ真実は定かではない。


 愛用する武器は、”慟哭”の廃滅属性を帯びた極光そのものといえる神滅魔導具:『天蓋をテンプラ・喰らう者イーター』。



 『ミーヨ・フラテス』


 ”ベヒモスコング”の副首領を務める理知的な印象の女性魔族。


 暴走しがちな首魁のモミヤや、配下の者達をある程度制御する事が出来る数少ない人材。


 当初は実力主義の傾向が根強い魔族らしく、圧倒的な力を持ったモミヤに追従する形でこの”ベヒモスコング”に加わったのだが……。


 略奪以外のときのモミヤの人間的なだらしない一面に接するうちに、モミヤの世話をする形で公務とは関係なしに彼と接する機会が自然と多くなる。


 それだけでなく、放任気味なモミヤに代わって、あまりにも無秩序な配下の者達を纏めたりするだけでも大変でストレスが溜まりがちにも関わらず、最近ではモミヤに近づく女性が姿を現し始めたため、何故か今まで以上の苛立ちを感じながら、言いよる彼女達を”侵略事業の邪魔!”としてモミヤから追い払う作業にも躍起になっている。


 智謀と調整力によって組織を纏める傍ら、卓越した剣技も持っており、戦闘に際しては”復讐”の廃滅因子を帯びた剣型の神滅魔導具:『逢魔一閃』を用いて流麗に戦う。



 『ナユタ』


 ”モミヤの正室プリンセス”を名乗る、ローテンションと独特な言動のセンスが特徴的な”白鯨”の化身たる幼い姿の少女。


 本来の彼女は一つの世界を丸ごと内包するほどの巨大な存在であり、侵攻したモミヤ達”ベヒモスコング”が唯一完全に喰らい尽くせなかった存在である。(肉体は死闘の末にモミヤが喰い切ったものの、ナユタの精神体は取り込まれることなく、こうして彼の周囲を漂っている)


 白鯨の成体は十二の世界を内包するほどの存在である事からも分かる通り、ナユタは白鯨の中では幼体に位置する存在ながらも、自身を打ち負かしたモミヤ・スヴェインという存在を、『自分達”白鯨”という種に代わって、全ての存在を内包し導く王』と評価し、モミヤと戦いながら唯一生き残った自分こそが彼にとって唯一相応しい存在である、と確信している。


 そのため、自分以外のモミヤに近づく女性を敵視しそうなものだが、もともとが激しい気性ではない事と『最終的にモミヤが選ぶのは自分』という自信があるため、ミーヨと違って彼女達に対して特に何の反応もしてない。


 テンションが低そうな割に好奇心旺盛かつ行動的なのだが、自分の興味のあることしかやらないため、モミヤの正妻を名乗っていながら、面倒くさいのは嫌なので色々だらしないモミヤの世話は、基本ミーヨに投げっぱなしである。


 愛用する武器は、”網羅”の廃滅属性を帯びた禍々しい魔導書型の神滅魔導具:『ネクラロリコン』。



 『いろは』

 

 妖狐族が暮らす隠れ里にある実家の『夜泣き温泉』を手伝うために、仲居として働いていた妖狐の少女。


 麓の女子高に通う傍ら旅館で一生懸命働いていたのだが、姉である若女将が人間のヤクザに拉致られた上に、旅館が彼らから悪質な地上げに遭うという危機に陥っていたところに、ちょうど”ベヒモスコング”の軍勢が現れ、彼らを蹂躙していった。


 無論、これでいろはが暮らす隠れ里が救われるわけでもなく、むしろ更なる危機が舞い込んだだけのはずだったが、いろはが実は並外れた霊力を持っていた事から、”ベヒモスコング”の山賊の一員として戦果を挙げれば、『自分や家族の命だけでなく、温泉もそのまま残す』という取引をモミヤから持ち出され、彼の戦列に加わることとなった。


 ”ベヒモスコング”に入った当初は、モミヤに懐疑的かつ自分を暴虐に加担させたモミヤの事を激しく恨んでいたが、自分が戦果を上げることによって、モミヤが約束を守っただけでなく、なんと、ヤクザに拉致されて生き別れになっていたはずの若女将の姉と再会を果たしてくれたことから、一転して彼に忠誠ともあこがれともつかない感情を抱くようになる。


 姉と再会して以来、持ち前の明るさで殺伐としがちな”ベヒモスコング”内を盛り上げるムードメーカー的存在となっていく。


 愛用する武器は、”淫蕩”の廃滅属性を帯びた先端に鈴をつけた錫杖型の神滅魔導具:『ドスケベ稲荷いなりの子守歌』。



 『レキドナ』


 男勝りな口調と発育の良い身体つきが特徴的な竜族の少女。


 もとは、食料が乏しい”灼熱焦土”とでもいうべき故郷から次元移動しながら人々を捕食する”炎竜族”の若き個体だったが、彼女の世界の炎竜族は『黎明殿(れいめいでん) 有稜(あるかど)』と同じ”検非違使”という存在による襲撃に遭い、ほぼ全滅。


 レキドナも瀕死の傷を負いながらも、何とか次元移動で逃げ延びた先で遭遇した優れたオッサン魔術師:モーリスに助けられ、彼の秘術によって竜人族としての姿を得ることに成功した。


 モーリスはレキドナの口調から、彼女の事をてっきり自分好みのガチムチ系の男性だと早合点していたのだが、竜人化したレキドナの姿を見ると興味をなくし、早々に彼女を工房から追い出してしまった。


 次にレキドナが逃げ延びた先にあったのは、厳格な戒律に満ちたエルフの国だったのだが、レキドナは竜人の姿になって日が浅く常識に乏しかったため、下着をつけていなかった罪からエルフの衛兵に捕らえられそうになっていたところに、いろはの時とおなじように”ベヒモスコング”の軍勢がエルフの国へと突如急襲を仕掛けてきたことにより、彼女は難を逃れることに成功した。


 彼女もまた、もともとがいくつもの世界を荒らしてきた炎竜族だったため、並の竜人族を凌駕する力を持っており、モミヤによって”ベヒモスコング”へと誘われる。


 これからの目的も、行き場もなかったため、レキドナはこの誘いを了承した。


 モミヤとは同じような習性であるためか自然体で非常にフィーリングが合うのだが、それとは別に、人々を貪る災厄として滅ぼされた故郷の炎竜達と同じことを姿を変えた今となっても繰り返している自分は、いずれ”検非違使”のような存在に討伐されるのではないか……という罪悪感とも恐怖ともつかぬ感情に人知れず苛まれている。


 竜人族としての身体が新鮮であるため、炎竜のときには出来なかった手足を使った拳闘を好む傾向がある。


 しかし、エルフの国で咎められた下着をつける慣習に関しては、未だに慣れないので上下ともに基本つけてない。


 愛用する武器は、”炎上”の廃滅属性を帯びたグローブ型の神滅魔導具:『ダイナソー!ヤッター、ダイナソ―!!』。













 ――さぁ、存分に舞台は整った。


 徹底的に総力戦を繰り広げるも良し。


 和平条約を結ぶも良し。


 自陣営の味方を裏切り、自身だけ勝ち逃げを狙うのも良し。





 とにかく、役者は揃ったァッ!!!!





 この『ゾウゼイキングダム』が、殺助による”支配”か、ベヒモスコングによる”滅亡”か――あるいは、それ以外の未来に辿り着くかは、君達の決断に託されたッ!!!!


 ゆえに!!


 東洋に向かい、その神秘を見よッ!!


 そして、存分に仕合って未来を切り開くのだッ!!!!





 ――開始めいファイッ!!!!


レッツ、恩讐の彼方へ♡

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― 新着の感想 ―
[一言] 久久のアカテンワールドに触れブランク? があったため理解が追いつかなかったです(くそ~) ただ、1つ言えることはアカテンワールドを堪能するには 『山賊にあるまじき外道』 というような二律背反…
[良い点] ああ~……久しぶりにアカテン節が見れた。その類い希なセンスに触れられた。……なんか満たされた。 どちらもが、山賊であって山賊で無い、ってところがなんか珍しいっすね。 10月1日を機に、ち…
[一言] よーし、わかった。 わけ分かんねえけど平常運転だって事だけはよーく分かりました(笑) 相変わらずアカテンさんの作品には私の貧弱な脳容量じゃ追いつけねえぜ。もう読んだものが端からこぼれ落ちる感…
2019/10/02 20:51 退会済み
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